ヤマザキビスケット・ルヴァンカップのファーストラウンド3回戦12試合が10月14日に各地で開催され、鳥取県鳥取市のAxisバードスタジアムではJ3のガイナーレ鳥取とJ1のセレッソ大阪が対戦した。C大阪が常に先行する展開となったが、J2とJ1のクラブを連破して勝ち上がってきた鳥取もそのたびに追いつき、2-2となってからは押し気味に進める時間帯も。だが後半終了間際にC大阪が3点目を奪い、粘る相手を振り切って4回戦に駒を進めた。

上写真=ホームの後押しを受ける鳥取が優勢の時間帯もあったが、最後はC大阪がJ1クラブの力を見せつけて勝利を収めた(写真◎石倉利英)

■2026年10月14日 ルヴァンカップ3回戦(@Axis:観衆3,693人)
鳥取 2-3 C大阪
 得点:(鳥)小西陽向2
    (C)上門知樹、パブロ・サバック、ルーカス・フェルナンデス

89分の決勝ゴール

 立ち上がりからゴールに迫るシーンを作ったC大阪は11分、DFハビ・エルナンデスのパスからゴール前左サイドに抜け出したMF上門が左足で決めて先制。だが1回戦でJ2のRB大宮アルディージャ、2回戦でJ1のV・ファーレン長崎を下して勝ち上がってきた鳥取は、GK早川の好セーブなどで2失点目を防ぐと、31分にDFヴァンイヤーデン・ショーンのパスから中央を抜け出したFW小西が、GKとの1対1から同点ゴールを決めた。

 C大阪は37分、左からのクロスをFWサバックがヘッドで決め、すぐさま勝ち越し。2-1として前半を終えたが、鳥取は後半開始直後の47分にCKを得ると、MF藤田のキックをFW小西がヘッドで合わせ、再び追いついた。

 ここから鳥取が主導権を握るが、53分にMFムン・ミンのシュートをC大阪GK阿部がはじいたこぼれ球を、MF東條がヘッドで狙ったシュートが左に外れる。64分にはロングスローのこぼれ球からMF河村が左足シュートを放つも、右ポストに当たって決まらない。

 C大阪は69分に3人の選手交代を行なったのを機に攻撃の圧力を強めるが、鳥取も選手交代で全体の運動量を保ち、懸命に対抗する。C大阪は何とかゴールをこじ開けようとするが、87分のMF香川の左足シュートがクロスバーに当たるなど、なかなかネットを揺らせなかった。

 しかし、直後の88分から途中出場したMFルーカス・フェルナンデスが、すぐに結果を残す。89分、同じく途中出場のMF横山のパスに合わせて抜け出すと、GKとの1対1を確実に決めてネットを揺らし、これが決勝点となった。

 前述の今大会1回戦と2回戦に加え、今季は天皇杯でも2回戦でJ1の名古屋グランパスを破っている鳥取は、粘りを発揮したものの4回目のジャイアントキリングならず。途中出場の選手が違いを見せたC大阪が苦しみながらも勝ち上がった。

取材・写真◎石倉利英

▼出場メンバー
・鳥取:GK早川ウワブライト、DFムン・ミン、金浦真樹(69分:二階堂正哉)、ヴァンイヤーデン・ショーン、大嶋春樹、MF東條敦輝(69分:三木直土)、木内達也、藤田一途(80分:田制裕作)、河村匠、FW山本颯太(80分:吉田伊吹)、小西陽向(90分:星景虎)

・C大阪: GK阿部航斗、DFハビ・エルナンデス、ディオン・クールズ、鷹啄トラビス、MF中村拓海、上門知樹(88分:ルーカス・フェルナンデス)、香川真司、阪田澪哉(80分:奥田勇斗)、岡澤昂星(69分:田中駿汰)、小見洋太(69分:横山夢樹)、FWパブロ・サバック(69分:櫻川ソロモン)


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