JリーグYBCルヴァンカップの1stラウンド1回戦が3月20日に行なわれ、ガイナーレ鳥取と京都サンガF.C.が対戦した。京都が前半に先制したものの、その後の決定機を決められず、なかなか追加点を奪えなかったが、鳥取も後半の同点のチャンスを生かせず。時間はかかったものの追加点を奪った京都は完封勝利を収め、2回戦に駒を進めた。

上写真=京都は2点目までに時間を要したが、終わってみれば2-0で完封勝利(写真◎石倉利英)

■2025年3月20日 ルヴァンカップ1stラウンド1回戦(@Axis:観衆3,166人)
鳥取 0-2 京都
 得点:(京)中野瑠馬、ラファエル・エリアス

突き放す2点目は71分

 両チームともリーグ戦から大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ一戦は、18分に京都が先制。右CKが鳥取の守備陣にはね返されたこぼれ球をMF中野がシュート、エリア内の混戦を抜けたボールがニアサイドに決まって均衡を破った。

 京都は24分にもゴール前のこぼれ球をMFジョアン・ペドロが右足で狙うが右に外れ、27分にはエリア内でパスを受けたFWムリロ・コスタがフリーとなったが、鳥取GK高麗稜太にセーブされる。44分にはCK後のこぼれ球をDF福田が右足で狙ったが、クロスバーに当たり、追加点を奪えないまま1-0で前半を終えた。

 京都は後半も立ち上がりから攻め込むが、48分にCKをジョアン・ペドロがヘッドで合わせたシュートは、左に外れて決まらず。ジョアン・ペドロが49分にもゴール前の至近距離から右足で狙ったが、GK高麗に止められた。

 劣勢を強いられながらも耐えていた鳥取は、52分にMF常安が右サイドから中央へのドリブル突破で相手を振り切ると、左サイドから走り込んだMF河村にパス。だが河村が左足ダイレクトで合わせたシュートは右に外れ、絶好の同点機を逃した。

 京都はその後も多くのチャンスを決められなかったが、ようやく71分に追加点を奪う。右サイドで得たFKのチャンスからMF福岡がニアサイドへ送ると、FWラファエル エリアスがヘッドで合わせて、浮き球となったシュートがファーサイドに決まった。

 終盤にかけて鳥取が攻め込むシーンもあったが、京都の守備は最後まで崩れず完封勝利。鳥取と同じJ3のAC長野パルセイロに初戦の2回戦で2-3の敗戦を喫した昨季の失敗を繰り返さず、4月9日の2回戦(対戦相手は3月26日に行なわれるモンテディオ山形-鹿児島ユナイテッドFCの勝者)に勝ち上がった。

取材・写真◎石倉利英

▼出場メンバー
・鳥取:GK高麗稜太、DF永野修都、大嶋春樹、松本太一(85分:東根輝季)、河村匠、MF常安澪、MF藤田一途、MF清水祐輔、東條敦輝(74分:曽我大地)、FW東出壮太(59分:半田航也)、ダッジィ(59分:富樫佑太)

・京都:GK圍謙太朗、DF福田心之助、永田倖大、須貝英大(80分:佐藤響)、宮本優太、MFジョアン・ペドロ、川﨑颯太、武田将平(66分:福岡慎平)、MF中野瑠馬(80分:平戸太貴)、FWムリロ・コスタ(58分:原大智)、長沢駿(66分:ラファエル・エリアス)


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