新型コロナウイルスの影響で中断していたルヴァン杯が5日、各地で再開される。グループBのセレッソ大阪は、ホームで浦和レッズと対戦。今季出場時間を伸ばしているDF片山瑛一が4日のオンライン取材に応じ、浦和戦への意気込みを語った。

上写真=リラックスした表情でトレーニングを行なう片山(写真◎CEREZOOSAKA)

浦和戦で今季初先発が有力

 昨季は主にサイドバックで起用されたが、今季は一列上がってサイドハーフでプレーする片山。「どこのポジションで出たとしても、役割を果たした上で自分らしさを出せるようになってきた。そこの部分で自信もついている」。リーグ再開後は全7試合に途中出場し、好調のチームを陰で支える。

 埼玉県の川越高から一般入試で早稲田大に入学した頭脳派は、学生時代はフォワードで活躍。ファジアーノ岡山へのプロ入り後にウイングバックで起用されるようになり、C大阪加入後はサイドバックにも挑戦。ユーティリティー性と戦術理解度の高さはチーム屈指で、知将ロティーナ監督の懐刀として地位を築いている。

 プレーの幅だけでなく、プライベートでも趣味の範囲も広げている。チーム活動が停止していたリーグ中断期間に、自宅でピアノの練習を開始。理由は「普段使わないような細かい動きをするので脳にもいいかなと思い、新しい刺激を求めて始めました」とのこと。効果を聞くと「(サッカーに)生きている感覚はない」と笑うが、何事にも積極的に取り組む性格をよく表している。

 指揮官がメンバーの入れ替えを明言する5日の浦和戦では、今季初の先発出場が有力。チーム事情によりサイドバックでの出場も考えられるが、「どこでもチームのために動ければ」とポジションに対するこだわりはない。「頭で考えなくても体が動くようになってきているので、どこをやっても問題ないかなと思います」と自信を示し、「まずはチームとしてのコンセプトをみんなが表現して、その上で勝ち点3を積み上げられるようにやっていきたい」と勝利を誓った。


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