上写真=加入2年目で初めてホームでプレーした寺沢。90分間を無失点に抑えたのも初めてだった(写真◎石倉利英)
■2026年3月8日 J2・J3百年構想リーグ第5節(@Axis:観衆3,332人)
鳥取 0-0(PK7-6) 琉球
PK戦の前にスマホをチェック
昨年加入した寺沢は3月の明治安田J3リーグ第7節、アウェーでの福島ユナイテッドFC戦で加入後初出場。これがJリーグデビュー戦だったが3失点を喫し、0-3で敗れた。今年のJ2・J3百年構想リーグ第3節、やはりアウェーでの大分トリニータ戦で2試合目の出場となったものの、2失点して0-2で敗れている。
加入後3試合目にして初めてホームのAxisバードスタジアムのピッチに立ち、「ホームの独特な雰囲気が初めてで、本当にファン・サポーターの皆さんの声援に背中を押されているという感覚でゴールを守っていた」という。7分には琉球DF荒木遼太との1対1のピンチをセーブ。「あのシュートが入っていたら状況は変わったと思うので、まずはしっかり止めることができてよかった」と納得の表情を浮かべた。
後半は鳥取のファン・サポーターを背にしてゴールを守り、「声が非常に力になりました。ファン・サポーターの皆さんは心強いです」と感謝。ゴール裏からの『寺沢、頑張れ!』などの声も「すごくよく聞こえた」そうで、「ヤジは聞こえなかったです」と笑顔を見せた。
加入後初めて無失点に抑えると、PK戦の前にはスマホをチェック。琉球はサガン鳥栖との第1節、レイラック滋賀FCとの第3節がPK戦にもつれ込んでおり「PK戦のデータをすべて自分で取っていて、携帯に入れていたので、PK戦の前にもう一度、確認した」上で臨んだ。結果的に1本も止めることができず、相手の7人目が外して勝利。鳥取は7人全員が決めており「止めることができなかったのは反省点。チームメイトに感謝です」と語った。
鳥取はJ2・J3百年構想リーグで寺沢、桃井玲、バーンズ・アントンのGK3人が1試合ごとに出場機会を得て、それぞれに経験を積んでいる。「GKチームで取り組んでいる戦術的なことが、みんなで協議しながらピッチ上でできている。百年構想リーグという特別な大会でしかできないことなので、日々の練習から取り組んでいることがピッチで出ていると思う」と手応えを口にした。
取材・写真◎石倉利英

