ガイナーレ鳥取MF矢島慎也が、自身初のJ3挑戦に意気込んでいる。J1とJ2の各クラブで実績を残し、年代別代表でも活躍したハイレベルの選手のJ3クラブへの加入は大きな話題を集めた。チームのレベルを引き上げる働きが期待される状況で、本人は自身のプレースタイルと求められることを明確に認識し、新天地に貢献することだけを考えている。

上写真=自身初のJ3でのプレーとなる矢島。百年構想リーグの開幕に向けて笑顔も交えながら調整を進める(写真◎石倉利英)

「周りあっての自分だし、周りを生かすのが自分」

 鳥取は1月6日の始動日に震度5強の地震に見舞われて初練習が途中で打ち切りとなり、その後も大雪の影響で岡山県に移動して練習を行なうなど、難しい状況が多い中で調整を続けている。「雪などの天候の影響で思ったように練習ができなかったのは初めて」と振り返った矢島は、1月に32歳となった年齢を踏まえて「年を取ったし、人工芝で練習するのも初めてだったので、一気に(コンディションを)上げるとケガをしそうだった。コーチングスタッフやメディカルのスタッフもケアしてくれているので、まずはケガをしないこと」と当面の目標を語った。

 2012年の浦和レッズでのプロデビュー以降、期限付き移籍も含めてJ1とJ2の多くのクラブでプレーし、2016年にはU-23日本代表としてリオ五輪に出場した。昨季も清水エスパルスで明治安田J1リーグ30試合に出場している実力の持ち主は、新天地にJ3の鳥取を選んだ理由を「自分の今後を見据えたとき、ここでやることが重要だと思わせてくれたクラブだった」と語っている。

 鳥取は今季、大卒ルーキー9人が加入するなど大幅に若返っている。チームの現状を「若い選手が多く、これから伸びていかなければいけない選手がたくさんいるので、当たり前のことが当たり前のようにできないシーンが、やっぱり多い」と指摘し、「そこで自分が『こういうことがある』とか『こういう選手がいた。だから上のレベルでやっている』といったことを言いつつ、相手がどう思っているのか意見交換しながら、伝えて伸ばしていかければいけない」とチーム最年長としての思いを明かした。

 自身初のJ3挑戦に向けて、まずは明治安田J2・J3百年構想リーグの地域リーグラウンドが2月7日に開幕する。どんなプレーを見せるのか注目されるが、本人は「これまでJ1とJ2でやってきましたが、自分1人の力でチームが良くなるとか、上に行くような影響力を持っている選手じゃないと思う」と冷静にコメント。「周りあっての自分だし、周りを生かすのが自分。(自分の加入でチームが)劇的に変わるかというと、そうは思わない。だからみんなが成長しなければいけないし、自分も成長しなければいけない」と今後を見据えていた。

取材・写真◎石倉利英


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