上写真=加入後初先発で3バックの中央に入ったショーン。後半の劣勢時に体を張った守備で対応して勝利に貢献した(写真◎石倉利英)
■2025年11月16日 J3リーグ第36節(@Axis:観衆2,457人)
鳥取 3-2 北九州
得点:(鳥)富樫佑太3
(北)高昇辰2
後半の劣勢に耐える
第34節で控えからの途中出場で加入後初出場、第35節も終盤に途中出場。この2試合でチームは連勝しており、初スタメンに向けて「前節までチームが良い流れで2連勝していて、ここで流れを途切れさせるわけにはいかなかったので、勝つことだけを考えながらプレーした」という。
9分と13分の大きなピンチを何とかしのいだ後、ピッチ内で話し合ってマークする選手を再確認。29分にFW富樫佑太が先制点を決めると、34分、36分にも加点して前半だけでハットトリックを達成し、3-0のリードで前半を終えた。
だが後半、64分と70分の失点で1点差に追い上げられた。その後も猛攻を浴びたが「そうなったときは自分の強さであるヘディングを出せる。押し込まれてもしっかりはね返すことができた」と語るプレーで対抗。相手のシュートが2回ポストに当たるピンチもありながら1点差で逃げ切り「最後は気持ちの戦い、個の戦い。勝ててよかったです」と喜んだ。
林健太郎監督も「この2、3週間は、いつスタートで使ってもいい状態だった。最後にはね返すところや高さ、強さで、後半のような展開になったときにストロングポイントを発揮できる選手なので、よくやってくれた」と評価。鳥取は3連勝も、すでにJ2昇格プレーオフ進出の可能性がなくなっているが、21歳のDFは残り2試合に向けて「負けていい試合なんてありません。2連勝を目指して、一つでも上の順位にいけるように頑張りたい」と決意を新たにしていた。
取材・写真◎石倉利英
