ガイナーレ鳥取DF二階堂正哉が、仕切り直しとなるリーグ戦の次節への思いを語った。前節で敗れて連勝が止まり、上位に食い込んでいくためには再び連勝で勝ち点を伸ばしたい状況。競り合いが続く中で失点を最小限に抑えるとともに、攻撃の起点ともなってチームに貢献すべく燃えている。

上写真=3バックの中央で先発出場を続ける二階堂。攻守両面でチームを支える(写真◎石倉利英)

次節は5連勝中のホーム

 7月12日の明治安田J3リーグ第20節、アウェーでFC琉球と対戦した鳥取は、63分にMF曽我大地が退場となった後の75分に失点して0-1で敗戦。10人ながらも「防ぐことができた失点だった」と振り返った二階堂は、「ミーティングで細かい修正をしたので、あの失点を残りのシーズンに生かしていきたい」と続けた。

 加入2年目の今季、序盤は控えになることが多かったが、第5節以降は主に3バックの中央で先発出場を続けている。一時は最下位に沈むなど苦しい時期があった鳥取は、徐々に調子を上げて前々節まで今季初の3連勝。9位まで浮上してリーグ前半戦を終えたものの、後半戦初戦の前節で敗れて11位に後退した。

 今季は勝っても負けても1点差の試合が多く、今後も接戦を制する勝負強さが求められそうだ。勝ち点25の鳥取に対し、7位のギラヴァンツ北九州が同27、18位のカマタマーレ讃岐が同20で、J3は中位から下位が大混戦。ずるずると順位を下げることなく、再び浮上していくための踏ん張りどころとも言える。

 19日の次節はホームでアスルクラロ沼津と対戦する。今季ホームでは6勝3分けの無敗、現在は5連勝中だ。「負けたときの次の試合は大事で、それがホームなのはポジティブな要素」と指摘した背番号4は、曽我の出場停止を踏まえて「負けていないという自信は絶対みんなにある。いつも以上にコミュニケーションを取って、良い守備から入れば良い結果がついてくる」と意気込んでいた。

取材・写真◎石倉利英


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