7月5日の明治安田J3リーグ第19節で、ガイナーレ鳥取とカマタマーレ讃岐が対戦した。リーグ前半戦最後の一戦は一進一退の攻防が続き、シュート数では讃岐が上回ったものの、鳥取が後半唯一のシュートで決勝点を奪い、1-0で勝利。ホーム5連勝、今季初の3連勝で9位に浮上した。

上写真=スコアレスで迎えた後半に決勝点を奪った鳥取が讃岐を下し、リーグ前半戦を1ケタ順位で終えた(写真◎石倉利英)

■2025年7月5日 J3リーグ第19節(@Axis:観衆2,360人)
鳥取 1-0 讃岐
 得点:(鳥)三木直土

シュート3本で1-0勝利

 立ち上がりの2分、讃岐は前線でロングパスを収めたMF後藤が右足で狙ったが、枠を捉えず。36分には細かくパスをつないで崩し、最後は再び後藤が右足シュートを放つも、やはり枠を捉えない。鳥取は前半アディショナルタイムの45+2分にMF小澤が鋭いシュートを放ったが、讃岐GK今村の好セーブに阻まれた。

 後半もチャンスの数で上回ったのは讃岐で、55分には左からのセンタリングを後藤がヘッドで狙ったが、わずかに左に外れる。対照的に鳥取は良い形でシュートを打てずにいたが、67分に均衡を破る。CKからエリア内で浮き球の競り合いが続いた後、DF大嶋が粘って戻したボールをFW三木が左足で逆サイドに決めた。

 讃岐は83分、敵陣でのボール奪取からカウンターで攻め込むと、鳥取DF大嶋のバックパスが前に出ようとしたGK高麗と入れ違いそうになり、高麗がかろうじて足で触ったボールが、追っていたFW岩岸の足元へ。右足で蹴ったボールは枠を外れ、MF森が押し込んだが、森がオフサイドを取られて同点ゴールとはならなかった。

 鳥取はその後も攻め込まれたが、懸命にはね返して完封勝利。シュート数は讃岐の10本に対して3本、後半は三木の得点となった1本のみだったが、少ないチャンスを勝ち点3につなげ、ホーム5連勝、今季初の3連勝で前半戦を終えた。

取材・写真◎石倉利英

▼出場メンバー
・鳥取:GK高麗稜太、DF丸山壮大(80分:永野修都)、大嶋春樹、二階堂正哉、温井駿斗、MF小澤秀充(87分:金浦真樹)、東條敦輝、曽我大地、河村匠(HT:普光院誠)、FW富樫佑太(63分:半田航也)、三木直土(87分:松本太一)

・讃岐:GK今村勇介、DF長谷川隼、附木雄也、左合修土、MF河上将平、吉田陣平(75分:岩岸宗志)、岩本和希(90+1分:大野耀平)、内田瑞己、牧山晃政(65分:前川大河)、後藤優介(65分:森勇人)、FW川西翔太(75分:上野輝人)


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