上写真=リーグ戦4試合に出場して無得点の棚田。加入後初得点で自身とチームを勢いに乗せることができるか(写真◎GAINARE TOTTORI)
「1点取ったら絶対に勢いに乗れる」
明治安田J3リーグで開幕から2試合続けて先発出場した棚田は、第3節は控えとなり、第4節ではメンバー外に。ザスパ群馬との第5節は0-2とリードされていた62分から途中出場した。
61分にDF田中恵太が退場処分を受けて10人の状況ながらも反撃の糸口を探り、86分には右サイドからドリブルで突破してシュートを放ったが、左に外れて決まらず。そのまま0-2で敗れた鳥取は、開幕から2分け3敗の未勝利と苦戦が続いている。
それでも「10人でしたが、前に行く姿勢は見せることができた」と振り返り、京都戦も「チャンスはあると思う」と語った。厳しい展開になることも予想されるが、「チーム全体でシュートが少ないし、仕掛けるプレーも少ないので、まずはシュートを打っていきたい」とイメージしている。
いわきFCに期限付き移籍していた昨季、チームはルヴァンカップ1stラウンド2回戦でアルビレックス新潟と対戦したが、棚田はメンバー外だった。京都戦に出場すればJ1クラブとの対戦は2年ぶりで、「久しぶりにJ1のチームと試合ができるのはうれしい。楽しみです」と意気込む。
中2日で23日に行なわれるFC岐阜とのJ3第6節からの巻き返しにつなげるためにも、加入後初得点を目指す。「相手のレベルは高いですが、ホームだし、勝つことができたら勢いに乗れる。1勝したらチームは乗ってくるし、個人的にも1点取ったら絶対に勢いに乗れると思う。チームの1勝、自分の1点を意識して臨みたい」とジャイアントキリングへの活躍を誓った。
取材・文◎石倉利英