ガイナーレ鳥取DF河村匠が今季を「勝負の年」と強く意識し、さらなる活躍を誓っている。東京ヴェルディからの期限付き移籍で加入した新天地で、開幕戦は控えからの途中出場となったが見せ場を作れず。チームの勝利に貢献するために自分の持ち味を発揮し、今後のキャリアにつなげていくつもりだ。

上写真=期限付き移籍で加入した河村。初勝利を目指す第2節に向けて日々練習に取り組んでいる(写真◎石倉利英)

「もっとクオリティーを」

 2月16日の明治安田J3リーグ第1節・アスルクラロ沼津戦で控えスタートだった河村は、62分にDF田中恵太との交代でピッチへ。そのまま右サイドに入り、持ち味の攻撃力で0-3の劣勢をはね返す働きを期待された。

 しかし思うように見せ場を作れず、そのまま0-3の完封負け。「守備は途中から落ち着いて対応できましたが、攻撃面でもっと推進力を出していかないと」と振り返り、「相手のサイドバックと3、4回マッチアップがあり、クロスまでいければチャンス作れたので、もっとクオリティーを上げなければいけない」と課題を挙げた。

 尚志高(福島)、大阪体育大を経て2023年に、いわきFCに加入。プロ1年目のプレーが評価され、昨季は東京Vに完全移籍したがJ1リーグでの出場機会はなく、7月から期限付き移籍したブラウブリッツ秋田でも、J2リーグ出場は1試合に終わった。

 今季は開幕から鳥取に期限付き移籍し、「本当に勝負の年。もう一度、自分の価値を高めなければいけないと思っている」と語った。運動量を生かしたタッチライン際での上下動、利き足の左足から繰り出す力強いキックなどの持ち味を発揮し、得点やアシストで貢献することが期待されている。

 自らの価値を高めるために「個人の結果も大事ですが、やっぱりチームの勝利のために、ベストのパフォーマンスを出していく必要がある」ときっぱり。アウェー連戦となる2月23日のJ3第2節・高知ユナイテッドSC戦での勝利に向けて意気込んでいた。

取材・写真◎石倉利英


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