ガイナーレ鳥取FW棚田遼が、強い決意で新シーズンに挑む。サンフレッチェ広島から2年続けて育成型期限付き移籍することになった今季は、目に見える結果を求められる重要な1年。広島に復帰して活躍するために、得点・アシストなどでチームに貢献するつもりだ。

上写真=2年連続の育成型期限付き移籍で鳥取に加入した棚田。結果を追い求めて開幕を迎える(写真◎石倉利英)

昨季はJ2、今季はJ3

 今季の明治安田J3リーグは2月15日に開幕。鳥取の開幕戦は16日、アウェーでアスルクラロ沼津と対戦する。鳥取で背番号9をつける棚田は新天地を「みんな、うまくて足元の技術があるので、自分に合っているチーム」と評し、「開幕が楽しみです」と声を弾ませた。

 ジュニアユースから地元・広島のアカデミーでプレーして成長を遂げ、ユース所属の高校3年時、2021年にはルヴァンカップでトップチーム公式戦デビュー。翌22年に昇格したものの、23年までの2年間で公式戦出場はわずかだった。

 昨季は育成型期限付き移籍でJ2のいわきFCでプレーしたが、負傷離脱した時期が長かった。6月に復帰して少しずつ出場機会を増やしたものの、リーグ戦出場は10試合、無得点と不本意な結果に。さらにカテゴリーを下げてJ3のクラブに育成型期限付き移籍した今季こそ、多くの出場機会だけでなく、得点・アシストなど目に見える結果が求められるのは言うまでもない。

 もちろん本人も意識しており、「1点取ったら勢いに乗れると思う。結果を残す1年にしたいので、とにかくゴールを狙っている」ときっぱり。「相手のライン間でパスを受けてターンするプレーをやりつつ、背後のスペースも狙っていきたい」と意気込む。

 負傷もなくコンディションは万全で、広島に復帰して活躍するために、まずは鳥取で力を尽くす。2013年以来のJ2復帰を目指すチームで「どんどんシュートを打っていきたい」とプレーのイメージを膨らませていた。

取材・写真◎石倉利英


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