ガイナーレ鳥取MF玉城大志が9月7日の明治安田J3リーグ第27節・アスルクラロ沼津戦で新天地デビューを飾った。ザスパ群馬からの期限付き移籍で加入後、2試合続けてメンバー外となっていたが、この日は控えメンバーに入り、終盤に交代出場。それでも満足することなく、より多くの出場機会を得るべく燃えている。

上写真=鳥取でのデビュー戦となった玉城。82分から出場し、勝利の瞬間をピッチで迎えた(写真◎石倉利英)

「これを続けていくことが必要だと思う」

 8月18日に期限付き移籍での加入が発表された後、3試合目にして初のメンバー入り。2-0とリードして前半を終えていたこともあり、玉城は「後半開始くらいから出たかったです」と笑った。

 3-0で迎えた82分にMF普光院誠との交代で出場する際は「守備で前から行くときのはめ方や、ミドルサードでブロックを組んで守るときの立ち位置などの説明を受けた」という。本来はボランチだが2シャドーの一角に入り、前線からの守備を期待されていた。

 鳥取は84分に失点し、その後もピンチがあるなど苦しい展開に。それでも「失点ゼロで勝ちたいところでしたが、失点してしまったことは仕方ない。その前から押し込まれる時間が長かったので、ボールを奪ったら自分が運んだりして前に出ていくことで、チームに貢献できるんじゃないかと思いながらプレーしていた」と語ったように、ドリブルで運んで相手のファウルを誘うなどのプレーを続け、3-1の勝利に貢献した。

 ホームのAxisバードスタジアムでの鳥取デビューを振り返って「サッカー専用スタジアムで、ピッチに立っていても雰囲気がとても良かったです。スタンドも近くて、自分が球際で勝ってファウルをもらったシーンでは、サポーターの声援がよく聞こえました。すごく楽しかった」と満足げ。その上で出場機会を増やすために「先発と控えでは役割が違うので、今日のようなプレーを続けていくことで、監督やチームの信頼を得ることができる。これを続けていくことが必要だと思う」との認識を示した。

取材・写真◎石倉利英


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