ガイナーレ鳥取FW田中翔太が、Jリーグデビュー戦で感じた手応えと課題を、初ゴールにつなげる決意を語った。リーグ開幕戦で交代出場して持ち味の一端は見せたものの、シュートゼロに終わった結果を踏まえ、チーム戦術の中で自らの特徴を出そうと意気込んでいる。

上写真=田中はJ3開幕戦で61分から出場。Jリーグデビューを飾った(写真◎石倉利英)

「あと少し、というところだった」

 2月25日の明治安田J3リーグ第1節、FC今治との開幕戦で控えメンバーに入った田中は、0-1で迎えた61分から交代出場。「自分の武器は(相手の最終ラインの)背後でパスを受けること」と振り返るように、出場直後にロングパスに反応して抜け出そうとするなど、アグレッシブにゴールを目指した。

 だが鳥取は1点が遠く、田中もMF常安澪のセンタリングを合わせ切れないなどチャンスを生かせず。そのまま0-1で敗れ、田中も公式記録ではシュートゼロに終わる悔しいデビュー戦となった。

 青森山田高(青森)、新潟医療福祉大を経て今季加入したルーキーは、「このチームで求められているのは、考えて、相手を見てプレーすること。そこを改善していきたい」と課題を挙げた。その上で「自分の武器である戦うこと、ゴールへの強い姿勢を継続してやっていきたい」と言葉に力を込める。

 味方のパスがわずかに合わなかった場面もあり、「あと少し、というところだった。結果を出せるのは時間の問題だと思う」と手応えもつかんだ。まずは3月2日の第2節、アスルクラロ沼津戦で勝利へのプロ初ゴールを決めるべく燃えている。

取材・写真◎石倉利英


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