ガイナーレ鳥取が、増本浩平監督など指導陣3人との今季限りでの契約満了を発表した。増本監督は今季途中に、成績不振による前監督の解任を受けて就任。一時は上位に食い込むなど立て直しに成功していたが、クラブは新体制で来季に臨むことを決断した。

上写真=今季途中から指揮を執っていた増本監督。今季限りでの契約満了が発表された(写真◎石倉利英)

清水コーチ、金鐘達GKコーチも

 現役時代に前身のSC鳥取でプレーした経験を持つ増本監督は、現役引退後に指導者の道に進み、松本山雅FCのトップチームコーチなどを経て、2021年に鳥取のヘッドコーチに就任。当時の髙木理己監督と、同年5月の髙木監督解任後に就任した金鍾成監督を支えてきた。

 今年6月の第14節終了後に金鍾成監督が解任されると、ヘッドコーチから昇格する形で新監督に就任。明治安田生命J3リーグで20チーム中18位と低迷していたチームを、第31節終了時点で5位まで浮上に導いた。前節終了時点では7位ながらも、残り2試合でJ2昇格の可能性をわずかに残しており、立て直しに手腕を発揮したものの、今季限りで契約満了となった。

 また、国学院久我山高(東京)監督などを経て2022年に就任した清水恭孝コーチ、ファジアーノ岡山U-18GKコーチなどを経て今年3月に就任した金鐘達GKコーチも、今季限りで契約満了となることが併せて発表された。3人がクラブを通じて発表したコメントは以下のとおり。

●増本監督
 選手として4年、指導者として3年、この鳥取で夢を追うことができて本当に幸せでした。

 ここに戻るきっかけを与えてくれた塚野社長、吉野前強化部長、髙木監督には感謝してもし切れません。
 
 監督になってから、ただただ目の前のことに追われ、余裕がないときも支えてくれたスタッフ、一生懸命プレーしてくれた選手にも感謝しかありません。

 そして、いついかなるときも背中を押して声を張り上げ、温かい声援を送ってくれた皆様、本当に頼もしく、力になりました。

 皆様は最高のサポーターです。ありがとうございました。

 しかしながら、戻ってきてからの3年、髙木監督、金監督の力になれず、最後まで支えることができなかったのは心残りですし、重く責任を感じております。

 志半ばではありますが、僕は離れなければならなくなりました。

 ですが、ガイナーレ鳥取には無限の可能性があると思っています。

 今後さらなる高みへ進んでいけることを確信しております。

 最後になりますが、ガイナーレ鳥取にかかわるすべての皆様、本当にありがとうございました。

●清水コーチ
 2年間ありがとうございました。

 ガイナーレ鳥取にかかわるすべての皆様には感謝の気持ちしかありません。

 日頃お会いするファン、サポーター、スポンサー企業の方々には気さくに声をかけていただき、ありがとうございました。

 今後のガイナーレ鳥取の発展を心から応援しています。

●金鐘達GKコーチ
 ガイナーレ鳥取を応援してくださるすべての皆様、短い間でしたがお世話になりました。

 皆様の応援、ご協力のおかげで大変いい経験をさせていただきました。

 ありがとうございました。


This article is a sponsored article by
''.