上写真=今季加入した飯泉の出場機会は、ここまで天皇杯のみ。古巣相手のリーグ戦初出場と勝利を目指す(写真◎石倉利英)
「成長した姿を見せたい」
鳥取は5月21日に天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会1回戦で、JFLのヴィアティン三重と対戦。0-2で敗れ、ヴェルスパ大分に敗れた昨年に続いてJFLクラブ相手に初戦敗退となった。
控えに入った飯泉は、0-1で迎えた58分から途中出場したものの、勝利に貢献することはできず。「相手の勢いや球際の強さに対し、自分たちがそれを上回る強さで返せないと、押し込まれて相手のペースになってしまう」と試合展開を振り返り、「球際の強さも、ぶつかる強さだけでなく、どうポジションを取るかが大事。後ろから指示を出したり、自分が背中で示したり、できることはたくさんあると思う」と反省点を挙げた。
FC今治から加入した今季、天皇杯では4月の鳥取県代表決定戦で先発しており、2試合に出場したものの、リーグ戦は第10節まで未出場。出場機会をつかむために「自分が出せる守備の良さを出しつつ、攻撃面で安定してパスを供給することなどが自分の課題。向き合わなければいけない」とポイントを挙げる。
5月28日の第11節は、今治とのアウェーゲーム。JFL時代の2018年に早稲田大から加入し、J3昇格後も昨季まで5年間プレーしていた古巣だ。「お世話になったクラブなので、試合に出たいです。支えてもらったファン・サポーターの皆さんに成長した姿、良いパフォーマンスを見せたい」と意気込む。
会場は「何もないところから、できるのをずっと見ていた」という、今季から使用されている今治里山スタジアム。初めてプレーする敵地で「試合に出て、ゴールも決めて勝利に貢献したい」と力強く語った。
取材・写真◎石倉利英