ガイナーレ鳥取MF丸山壮大が、3月19日の明治安田生命J3リーグ第3節で今季初出場。ボランチの一角で先発出場したものの、チームは今季初黒星を喫した。より多くの出場機会を得るべく、課題と収穫を胸にホーム連戦となる次節での巻き返しを誓っている。

上写真=ボランチの一角で先発し、今季初出場となった丸山(写真◎石倉利英)

■2023年3月19日 J3リーグ第3節(@Axis:観衆3,702人)
鳥取 2-3 愛媛
 得点:(鳥)重松健太郎、小澤秀充
    (愛)松田力2、曽田一騎

「自分たちのミスから失点してしまった」

 鳥取は開幕からのアウェー2連戦で連勝したが、丸山は2試合ともメンバー外。愛媛FCを迎えてのホーム開幕戦に先発して今季初出場となった丸山は、「チームが連勝していたので、勝つことだけを考えて臨んだ」と振り返った。

 昨季はサイドバックでのプレーが多かったものの、この日のポジションはボランチの一角。「ミスを少なくして、得点に絡むプレーをしたいと思っていた」と振り返り、ボランチでコンビを組むMF普光院誠との役割分担では「(普光院に)後ろでボール回しにかかわりを持ってもらい、僕はゴールに直結するようなプレーができればと思っていた」という。

 持ち味の運動量を生かして攻守に奮闘し、チャンスに絡む場面もあったが、1-2とリードされていた75分に交代。チームは競り負けて今季初黒星を喫し、「良かったところもありましたが、自分たちのミスから失点してしまった。改善すべきところだと思います」と厳しい表情を浮かべた。

 東京農業大から加入したプロ1年目の昨季は、開幕戦からベンチ入りして第2節でJリーグデビューを飾り、最終的にリーグ戦26試合に出場した。今季は厳しいポジション争いの中で、ようやくチャンスをつかんだが、より多くの出場機会を得るために必要なことを「ミスを少なくして、アシストや得点ができるようにしていかなければいけない」と自覚している。

 3700人を超える観客が詰めかけ、「負けている状況でも大きな声援を送ってくれた」ことへの感謝も口にした。3月26日の次節はホーム連戦で、カマタマーレ讃岐と対戦する。プロ2年目のMFは「次もホームゲームなので、絶対に勝ってファン・サポーターの皆さんと一緒に喜びたい」と決意を新たにしていた。

現地取材・写真◎石倉利英


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