明治安田生命J3リーグの開幕を3月4日に控え、ガイナーレ鳥取がファン・サポーターとともに新シーズンへの思いを一つにする『出陣式』を2月25日に実施。コロナ過での中止を経て4年ぶりの開催となり、選手・スタッフが多くの来場者の前で決意を新たにした。

上写真=ファン・サポーターとともに記念撮影を行なった鳥取の選手・スタッフ(写真◎石倉利英)

新加入の井岡は「全試合勝ちます!」

 鳥取は例年、開幕1週間前の週末に『出陣式』を行なってきたが、2020年以降の3年間はコロナ禍の影響で中止に。しかし今年は4年ぶりに開催できることになり、会場の鳥取市文化センターには約200人のファン・サポーターが詰めかけた。

 一部の欠席者を除く全選手とスタッフが紹介され、入場の際にサインボールを投げ込んだ選手たちは、一人ひとり新シーズンへの思いを込めたあいさつ。ベガルタ仙台から完全移籍で加入したGK井岡海都は「全力でゴールを守って、全試合勝ちます!」と力強くコメントした。

 新加入選手への質問コーナーや、今季から着用する新ユニフォームのお披露目、ユニフォームスポンサーの企業の代表者によるあいさつなどの後、金鍾成監督がマイクの前へ。2021年5月の就任以来、3シーズン目を迎える指揮官は「試合開始の笛が鳴った瞬間から積極的に攻めて、ボールを奪いにいく。『なぜ、ここまで来るんだ』と相手を動揺させるくらいに1試合1試合を戦って、38試合を戦い終わったときには全員でグラウンドに倒れてしまう。それくらいの心構えで戦っていきたい」と意気込みを語った。

 今季のJ3リーグは3月4日に開幕し、鳥取は同日14時からアウェーでSC相模原と対戦する。今季は20チーム、全38節で争われるJ3は、12月2日に最終節が行なわれる。

取材・写真◎石倉利英


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