テゲバジャーロ宮崎DF代健司が、今季初の連敗に厳しい表情を浮かべた。6月19日の明治安田生命J3リーグ第19節・ガイナーレ鳥取戦で0-2の完封負け。得点力が低下している現状を受け、より積極的なプレーなどの必要性を強調している。

上写真=代はキャプテンマークを巻いてチームを引っ張ったが、勝利をつかむことはできず(写真◎石倉利英)

■2022年6月19日 J3リーグ第13節(@チュスタ:観衆1,648人)
鳥取 2-0 宮崎
得点者=(鳥)澤上竜二、石井光輝

「一番良くない内容だった」

「僕たちがやりたいことができませんでした。もっと自分たちからアグレッシブに仕掛けていかなければいけない。鳥取さんに一瞬のスキを突かれて2失点した。自分たちらしくないというか、今シーズンが始まって一番良くない内容だったと思います」

 試合後の会見冒頭から、厳しい言葉が続いた。アウェーで鳥取と対戦した宮崎は、昨季4-0で大勝したときと同じチュウブYAJINスタジアムで再現を狙ったものの、0-2の完封負けを喫している。

 立ち上がりからボールを支配して押し気味に進めたものの、なかなか決定機を作れなかった。センターバックの一角でビルドアップの起点となった代は、チームの攻撃を見ながら「ボールを前に運ぶことや、ゴール前に侵入していくこと、アグレッシブに前に出ていく姿が、まだまだ足りないと感じた」という。競り合いの中で2失点を喫して無得点に終わり、「ゴールに迫る姿が自分たちの良さだったはずなのに、それが出なかったのが一番良くなかった」と悔やんだ。

 ホームでカターレ富山に0-1で敗れた前節に続く完封負けで、今季初の連敗。第8節までは14得点を奪っていたが、その後の5試合は1得点にとどまっており、得点力の低下とともに勝ち点を伸ばせなくなっている。代は「ゴールに向かう姿勢が足りないのが、得点が取れていない一つの要因だと思う」と指摘し、「一人ひとりが危険な場所に入っていくこともそうですし、自分が得意なプレーだけでなく、チームのために汗をかけるかも大事」と続けた。

 この日の敗戦で7位から11位に後退し、上位に食らいついていけるかの正念場を迎えている。キャプテンとして「チームが勝つために献身的に、犠牲心を持ってできるかを、今後の夏場の暑い時期に向けて取り組まなければいけない」と強調した代は、「(試合に)出ている選手も出ていない選手も、チームのために献身的になれるかが大事だと思う」と復調のポイントを挙げていた。

現地取材・写真◎石倉利英


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