ガイナーレ鳥取の選手たちが、今季の決意を『書』で表した。毎年恒例のイベントに展示する作品をしたためたもので、書道家の指導を受けながら意気込みなどを仕上げ、2013年以来となるJ2復帰への思いを新たにした。

上写真=決意を込めて『歓』の字を書いた金鍾成監督(写真◎ガイナーレ鳥取)

「書道は奥が深い」

 毎年開催されている『ガッツガイナーレ応援書道展』は、熱心な鳥取のサポーターで、今年の『走ぜる(はぜる)』をはじめ各シーズンのスローガンを書いている鳥取県米子市在住の書道家・森田尾山(もりた・びざん)氏が中心となって行なわれているイベント。選手・スタッフはシーズンへの決意、ファン・サポーターはクラブへの激励を書いて発表し、ともに戦う思いを深めていこうというものだ。

 明治安田生命J3リーグ開幕前の3月上旬、選手・スタッフが筆を手にした。森田氏のアドバイスを受けつつ、周囲が何と書いているかを見たりしながら、それぞれが紙と向き合って作品が完成。昨季途中の就任で、今回が初めてとなる金鍾成監督が書いたのは『歓』の一文字だった。

 今季ファジアーノ岡山から加入し、やはり初挑戦となるDF増谷幸祐が書いたのは、「スポーツだけにかかわらず、すべての生活において、心と技と体はとても重要。その3つを取り上げて自分で考えた」という『心技体』の三文字。「いつ以来の書道なのか、記憶にないくらい久しぶりですが、書道は奥が深い。先生の指導がなければ、ここまできれいには書けなかったです」と感謝した。

 14回目となる『ガッツガイナーレ応援書道展』は、6月下旬に米子市美術館で開催予定。選手・スタッフの書は、今後のホームゲームでも掲出される予定となっている。開幕2連敗スタートとなっている鳥取だが、ホーム開幕戦となる3月27日の第3節・FC今治戦から、それぞれが書で記した目標に向けて再スタートする。


This article is a sponsored article by
''.