ガイナーレ鳥取の金鍾成(キン・ジョンソン)監督の契約更新が発表された。5月の前監督解任を受けてシーズン途中から指揮を執り、今季は浮上に導けなかったが、開幕からチームを率いる来季のJ2昇格を目指す。
上写真=来季も鳥取の指揮を執る金鍾成監督(写真◎石倉利英)
5月に監督就任、2年目へ
1964年4月23日生まれ、東京都出身の金鍾成監督は、現役時代はFWとしてジュビロ磐田やコンサドーレ札幌などでプレー。北朝鮮代表にも選出され、90年北京アジア大会や92年アジアカップなどでプレーしている。
現役引退後は指導者となり、2016年からは当時J3だったFC琉球で監督を務め、3年目の18年にJ2昇格に導いている。19年と20年に鹿児島ユナイテッドFCで指揮を執った後、今季は無所属の状態だったが、今年5月に成績不振で髙木理己前監督を解任した鳥取の監督に就任した。
就任時点で明治安田生命J3リーグは21試合が残っており、J2昇格に向けて巻き返しが期待されたものの、なかなか結果を残せなかった。残り2試合で15チーム中14位と苦しいシーズンとなったものの、クラブは来季の昇格につなげるべく、継続を選択しての契約更新となった。