ガイナーレ鳥取MF妹尾直哉が、苦境脱出への貢献を誓った。現在3連敗で最下位と厳しい状況が続いているが、昨季までプレーした古巣との対戦となる次節では、前回の大敗の借りも返すべく燃えている。

上写真=前回の試合で加入後初めて先発出場した妹尾。次節、古巣とのアウェーでの対戦に意気込む(写真◎石倉利英)

前回対戦は1-8の惨敗

 AC長野パルセイロから今季加入した妹尾は、10月17日の明治安田生命J3リーグ第23節・Y.S.C.C.横浜戦で加入後初の先発出場。63分までプレーしてシュート2本を放つなど意欲的なプレーを見せたが、チームは前半の先制点もむなしく、81分と89分に失点して1-2の逆転負けを喫した。これで3連敗、前節は試合がなかった鳥取は最下位(15位)に後退し、なかなか浮上のきっかけをつかめない。
 
 リーグ戦がなかった週末の10月24日には、Jエリートリーグで徳島ヴォルティスと対戦。妹尾はここでも先発してフル出場、シュート3本を放つも無得点に終わり、0-0の引き分けに終わった。「攻撃で良いシーンは作れていると思うのですが、結果に結びついていないので、個人としてもチームとしても、質を高める必要がある」と振り返り、「それが決まるかどうかで試合の結果も変わる。しっかり決めなければいけない」と反省点を口にした。

 YS横浜戦ではゴール前でのシュートをDFのスライディングタックルに阻まれ、相手の動きを見て切り返しなどでかわせなかったことを課題に挙げていた。結果を出すために「ゴール前での落ち着き、冷静にコースを突く、一つためる。そういうところは非常に大事だと思う」とポイントを挙げる。

 10月31日の第25節では、アウェーで長野と対戦する。長野での2年間、2019年はリーグ戦11試合、昨季は4試合の出場に終わった妹尾は「苦しい思いでプレーしていたので、自分の力を見せたい」と意気込む。鳥取はホームで長野と対戦した6月の第11節で、2011年のJリーグ参入後のクラブワースト記録となる8失点で1-8の惨敗。この試合は欠場していた妹尾は「あれだけ大敗したので、やり返さなければいけない。大量得点も目指したい」と雪辱を誓っていた。

取材・写真◎石倉利英


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