上写真=鳥取戦で開幕戦以来の先発出場を果たした栗田(写真◎石倉利英)
0-1で敗れて開幕5連敗
4月25日の明治安田生命J3リーグ第6節で、鳥取とアウェーで対戦した讃岐は0-1で敗戦。風下だった前半は0-0でしのいだものの、風上に立った後半の52分に失点し、その後の反撃も実らず開幕5連敗となった(第2節は試合なしのため消化は5試合)。
FW重松健太郎との2トップで開幕戦以来となる先発出場となった栗田は、試合後のオンライン会見の冒頭で「もったいない試合でした」とコメント。「前半は風の影響でピンチもありましたが、しのいで、後半は自分たちに風が吹いていて、積極的に攻撃する場面もありました。何でもない失点を取り返せなかったのは、もったいない。最悪でも0-0で終われた試合だったと思います」と厳しい表情で語った。
第5節終了後に就任したゼムノビッチ・ズドラブコ新監督の下、事前の準備では重松がボールを持ったときの崩しの形を確認して「紅白戦でも良い形でゴールが取れていた」という。だが試合では思うようにいかず、自身のシュートはゴール前でこぼれ球を拾い、相手をブロックしながら右足で狙った12分の1本のみ。なかなか良い形でゴールに迫ることができず、60分に交代で退いた。
開幕から連敗が続いていることで「ミスを恐れるプレーが多い」現状があるとみている。「だから積極的にプレーできない、ボールが前に進まない。パスをつなげるのに簡単に蹴ってしまう。そういうところにつながっていると思う」と語る表情は険しいままだった。
とはいえ、下を向いてばかりはいられない。5月1日の第7節は、ホームのPikaraスタジアムでアスルクラロ沼津と対戦する。「自分たちに失うものはない」と力強く語った栗田は「とにかくチャレンジして、積極的なプレーでチームに貢献できるように頑張ります」と続け、ホームのファン・サポーターの前での今季初勝利に強い意気込みを見せた。
取材・写真◎石倉利英