明治安田生命J3リーグの開幕を3月14日に控え、ガイナーレ鳥取の選手たちが筆を手にして、今季の決意を『書』にしたためた。毎年恒例のイベントで、一般の方々の応募作と一緒に展示される。

上写真=左からDF小山珠里、GK糸原紘史郎、DF坂本敬が自らの書を手に。選手たちがそれぞれの決意を記した(写真◎ガイナーレ鳥取)

アドバイスを受けてレベルアップ

『ガッツガイナーレ応援書道展』は、今年の『強翔』など毎年のクラブスローガンの字を書いており、熱心なサポーターでもある鳥取県米子市在住の書道家、森田尾山(もりた・びざん)氏が中心となって開催されているイベント。一般の人はクラブを激励する言葉を書いて応募し、所属選手・スタッフはシーズンへの決意を書いて、展示会で発表して応援と奮闘の機運を高めようというものだ。

 2月下旬、練習を終えた選手たちは各々が筆を手に半紙に向かい、思いを書き入れた。1枚書いたところで森田氏のアドバイスを受けられるため、2枚目以降に格段にレベルアップする選手も。周りが気になるようで、隣をのぞき込む選手の姿も多く見られた。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、多くの選手にとって初めて経験するイベント。ピッチに立ったら貪欲にプレーしてゴールを狙う、という思いを込めて『貪欲』と書いたFW石川大地は「書道をしたのは、小学生のときの夏休みの宿題以来。最初は漢字を間違えたり、『貪』の字が紙の8割くらいになったりしましたが、最後は良くなりました。こんな短時間でも練習すれば上手になるんですね」と笑顔で語った。

 J3で圧倒して優勝する、という目標に沿って『圧倒』と書いたDF鈴木順也は「書くことによって圧倒できるように、というイメージで書きました」と決意を新たにした様子。利き足と同じく利き手も左で、左手で筆を持って『結果』と書いたルーキーのDF小山珠里は「チームとしても個人としても結果が求められるので、この字を書きました。3枚書いて、徐々に納得のいくものになったので、よかったです」とホッとした様子だった。

『ガッツガイナーレ応援書道展』は、3月12日(金)から16日(火)まで米子市美術館の第4展示室で行なわれ(時間は10時から18時まで、最終日は16時まで)、入場は無料。鳥取は14日の開幕戦で、アウェーで鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、21日のホーム開幕戦では、いわてグルージャ盛岡と対戦する。


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