大学卒業後に2年間プレーしたザスパクサツ群馬から、今季ガイナーレ鳥取に完全移籍したDF鈴木順也。試合出場への強い思いを胸に、J2での経験も生かしながら、新天地に貢献すべく意気込んでいる。

上写真=京都との練習試合に出場した鈴木(写真◎ガイナーレ鳥取)

プロ3年目の完全移籍

「前線の選手が前からプレスに行ってくれるので、後ろで守りやすさを感じました。このチームに来て、そんなに時間が経っていませんが、開幕まで1カ月あるので、もっと詰めていければと思います」

 2月14日にサンガスタジアム by KYOCERAで行なわれた京都との練習試合に出場した鈴木は、それまでに積み上げてきたチームのスタイルも含めて、このように振り返った。前半にMF安藤一哉が決めて先制しながらも、後半の2失点で1-2の逆転負けを喫したが、コンディション面などで収穫も得たという。

 桐生一高(群馬)から立正大を経て、2019年に当時J3の群馬に加入。1年目はJ3で2試合、昨季は昇格したJ2で7試合に出場したものの、プロ3年目は鳥取に完全移籍した。「吉野さん(吉野智行強化育成部長)から連絡をいただきました。自分としては、試合に出たい思いが強かった」と決断の理由を明かし、「カテゴリーは下がりますが、自分としては試合に出ることが一番大事だった」との思いを胸に、プレシーズンの定位置争いに挑んでいる。

 自身のJ2経験と、京都との練習試合を踏まえて「少しの技術的なミス、判断ミスが重なってしまうと、決められてしまう力がJ2にはある。自分から伝えたり、発信していきたい」と語る。182センチの高さを生かした空中戦の強さなどを武器に、ディフェンスラインの一角に食い込むべく意気込む。

 まだ鳥取の街を堪能する時間はないというものの、「時間があれば大山に登ったり、鳥取砂丘や海に行きたい。島根でも隠岐の島や、出雲大社に行きたいですね」と笑う。ピッチ外の時間も充実させながら、ピッチ上で輝くために努力を重ねている。

取材◎石倉利英


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