上写真=ユニフォーム姿で笑顔を見せる堂鼻(写真◎福島ユナイテッドFC)
「ステップアップが狙える選手」
1998年12月5日生まれ、大阪府出身の堂鼻起暉(どうはな・かずき)は、千里丘FC、ヴィッセル神戸U-18を経て、びわこ成蹊スポーツ大へ。対人プレーの強さを武器に評価を高め、今回の加入内定に至った。なお、同大からJクラブに進むのは5年連続、通算19人目となる。
竹鼻ゼネラルマネージャーは「スカウトから対人プレーがストロングポイントと聞いていましたが、練習参加した際、大きくて強いFWイスマイラと渡り合っても遜色なかった。複数のポジションをこなせる可能性もあったので、オファーさせてもらった」と獲得への経緯を説明。「プロのスピードに慣れ、もう一つ、ストロングポイントが必要だと思うが、十分にステップアップが狙える選手。開幕のピッチに先発で立てるよう、期待している」とコメントした。
望月監督は「相手にとって嫌な選手。相手の攻撃の芽を摘むことができる能力を持っている。体の強さだけでは奪えないですが、頭が良いからタイミングが良くて予測ができる」と特徴を説明した。さらに「福島でポジションを取って頑張って欲しい。福島から世界へ、というくらいの選手になってくれると期待している」とエールを送った。
堂鼻は「対人の強さを生かし、チームの勝利に貢献できるように頑張っていきたい。1日でも早く試合に出場して結果を残し、ファンやサポーターに元気を与えられるプレーをしていきたいです」と決意を述べた。さらに大学での4年間を振り返り、「びわこのサッカーは主体的に学ぶのが特徴。4年間を通じて、それまでなかった自主的に行動する部分が身についた。4年生のときはコロナで半年間、思うようにサッカーができず、進路への焦りもありましたけど、オファーを待って、自分ができることをやっていくしかないと思っていた」とコメント。待った末のJクラブ内定の喜びをかみ締めていた。
練習参加の際は「福島は行ったことがない場所だったので、全く分からなかったですが、すごく自然が豊かで、とても良い環境だと思った」という。今後に向けて「福島は攻撃的なサッカーをするのが魅力だと思っているので、自分もピッチに立ち、攻撃的なサッカーを体現できるように頑張りたい」と語り、「良い攻撃につなげるためにも、守備でチームに貢献したいです。特徴では絶対に負けないという自信を持って頑張りたい」と決意を新たにしていた。