いわてグルージャ盛岡のDF宮市剛が、ガイナーレ鳥取との古巣対決で終盤に交代出場。鳥取時代に練習拠点としていたスタジアムで、得点への貢献を目指したが実らず、試合後は今後の巻き返しを誓った。

上写真=古巣の鳥取との対戦で後半に途中出場した宮市(写真◎石倉利英)

■2020年11月14日 J3リーグ第27節(@チュスタ:観衆812人)
鳥取 1-0 岩手
得点:(鳥)上松瑛
    (岩)なし

「アシストしなければいけない」

 11月14日の明治安田生命J3リーグ第27節でガイナーレ鳥取に0-1とリードされた、いわてグルージャ盛岡の秋田豊監督は75分、DF有永一生に代えてDF宮市剛を投入。宮市は秋田監督から「負けていたので、どんどん背後を狙っていけという指示を受けた」と明かした。

 湘南ベルマーレからの期限付き移籍で2016年に鳥取でプレーしている宮市にとっては、古巣対決。この日の会場であるチュウブYAJINスタジアムは鳥取の練習拠点で、「練習していた場所でもあったので、久しぶりで、懐かしい感じがした」と語る。右サイドに入ってチャンスメークを目指したものの、思うようなプレーはできず、チームはそのまま0-1で敗れた。

 もともとアタッカーで、鳥取時代もFW登録だったが、今季からDF登録。「前への推進力が自分の持ち味だと思っていますが、攻撃の選手だったので、守備は課題。改善しなければいけないところがある」と自覚している。現役時代は日本代表でも活躍した守備の名手だった秋田監督からは「キャンプからいろいろ細かく、守備のことを指摘されていた」という。
 
 さらに出場機会を増やすために「どんどん前への推進力を出して、クロスで終わり、アシストしなければいけない」ときっぱり。4試合ぶりの黒星からの巻き返しに向けて「最近セットプレーからの失点が多いので修正したい、攻撃はフィニッシュの精度が低いので 練習からやっていければ」と言葉に力を込めた。

現地取材・写真◎石倉利英


This article is a sponsored article by
''.