昨季から富山でプレーしていたGK榎本達也が現役引退を発表した。横浜F・マリノスのアカデミーからトップチームに昇格し、浦和レッズを経てJ3でプレーしていたが、在籍1年でキャリアに終止符を打つことになった。

上写真=富山でのプレーを経て現役生活に別れを告げた榎本(写真◎J.LEAGUE)

「身を引く決断をしました」

 1983年5月2日生まれ、神奈川県出身の榎本哲也は、横浜マリノス(当時)プライマリー、同ジュニアユース、横浜F・マリノスユースを経て、2002年にトップチームに昇格。03年にはリーグ戦15試合に出場してJ1リーグ優勝に貢献するなど、16年までの15年間でJ1通算238試合に出場した。

 17年に移籍した浦和レッズでは2年間でJ1での出場はなく、昨季はカターレ富山でプレー。横浜FMユース時代の監督だった安達亮氏が指揮官のクラブで、J3リーグ27試合に出場した。昨年12月のJ1リーグ最終節、横浜FM-FC東京戦の試合後、ジュニアユース時代からの同期、栗原勇蔵氏の引退セレモニーにサプライズで登場して花束を渡していたが、自らも現役を退くこととなった。

 引退に際して富山のクラブ公式HPでコメントを発表し、「カターレ富山から契約更新のお話や、他クラブからオファーをいただきましたが、身を引く決断をしました」と経緯を説明。「横浜F・マリノス、浦和レッズ、カターレ富山で携わってくださった選手、監督、スタッフ、ファン・サポーターの皆さんには心から感謝しています。ありがとうございました。夢であったサッカー選手になるために全力でサポートしてくれた両親、自分の決断を尊重してくれ、常に近くで支えてくれた妻、いつも全力で応援し続けてくれた娘たち、家族のサポートがあったから、ここまで頑張ることができました。ありがとう!」などと周囲への感謝を綴り、最後に「18年間携わってくださったすべての皆様、本当にありがとうございました」と締めくくった。


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