1月21日、いわてグルージャ盛岡は、ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムントとパートナーシップ協定を締結した。協定は主に育成部門の発展、アカデミー選手およびスクール生に対するサポートが目的となる。

上写真=J3盛岡がドルトムントとパートナーシップ協定を締結した(写真◎J.LEAGUE)

プロジェクトは今年7月からスタート

 Jリーグ参入7年目のいわてグルージャ盛岡が、ブンデスリーガの名門ボルシア・ドルトムントと3年間のパートナーシップ協定を結んだ。今後はドルトムントのサポートを受け、日本におけるトップクラスの育成部門への発展と若い選手の育成を目指す。

 いわてグルージャ盛岡の宮野聡代表取締役社長は、「BVB(ボルシア・ドルトムント)は長い歴史を持ち、世界でもトップクラスの育成部門を持つクラブ。私たちはまだ若いクラブでBVBからサッカーに対する考え方や哲学など、多くのことを学びたい。このパートナーシップが実りあるものとなることを信じている」とコメントした。

 ドルトムントはマルコ・ロイス、マリオ・ゲッツェら多数のドイツ代表選手を輩出するなど選手育成に定評がある。近年は国外にも進出し、シンガポール、オーストラリア、マレーシア、タイ、中国、インドでも同様のプロジェクトを実施している。

 今季でJリーグ参入7年目の岩手は、昨年10月に英会話スクールの経営などで知られるNOVAホールディングス株式会社が経営権を取得。NOVAホールディングスは17年7月にドルトムントとサッカースクールのライセンス契約を結び、日本国内に『ドルトムント・サッカーアカデミー』を設立するなど同クラブと関係を築いており、そういった経緯が今回のパートナーシップ協定締結につながったと見られる。

 今協定は、ヨーロッパのシーズンに合わせて2020年7月から3年間のプロジェクトで開始する予定だが、提携に先駆けてドルトムント・サッカーアカデミーから金成勇氏、ゴメス・グスタボ氏、比嘉孝広氏、佐々木翔氏の4名が加入し、トップチームやユースチームのコーチに就任することも発表された。


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