FC町田ゼルビアのFWエリキが、6月度のJ2『明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP』を受賞した。『DAZN Jリーグ推進委員会』では月間表彰選手をインタビューしており、サッカーマガジンWEBはJ2の月間MVPに迫る。6月の4試合で4得点、7月にかけては5試合連続ゴールを記録した背番号11の受賞は、2・3月度に続いて今季2回目。首位を独走する町田を攻守両面でけん引するアタッカーに、愛する日本でプレーする上で大切にしていることや、今後への意気込みなどを聞いた。

上写真=6月度のJ2月間MVPはエリキが受賞! スタートダッシュに貢献した2・3月度に続き、早くも今季2回目の受賞となった(写真◎J.LEAGUE)

チームを助けるために、守備でも貢献したい

――6月度のJ2『明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP』を受賞されました。おめでとうございます!

エリキ アリガトウゴザイマス! とてもうれしいですし、再びこのような賞を受け取ることができて、本当に幸せです。

――今季4回目の選考で早くも2回目の受賞です。

エリキ 珍しいと思いますし、難しく、決して簡単なことではないでしょう。名誉ある賞をいただいて、チームメイトやクラブ関係者に感謝したいです。

――トロフィーも今季2つ目となりました。2・3月度のトロフィーは自宅に飾っているのですか?

エリキ 前回のトロフィーは日本の自宅に飾っています。横浜F・マリノス時代に受賞したJ1月間MVP(2021年9月度)のトロフィーや、ブラジル時代の個人賞のトロフィー、過去にプレーしたクラブのユニフォームなどは、ブラジルの自宅に飾ってあるんですよ。家族や親戚、友人たちと一緒に見ながら、当時の思い出を語り合ったりしています。

――J2月間MVPのトロフィーのデザインは気に入っていますか?

エリキ はい、とても素晴らしいトロフィーです。シーズン終了後にブラジルに持って帰るとき、2つスーツケースに入れたら重いでしょうね(笑)。

――6月の4試合で特に印象に残っている試合・ゴールは?

エリキ 6月の4試合は自分にとって、どれも特別なものでした。ホーム、アウェーともインテンシティーが高く、チームにとっても私にとっても難しい試合が続いたからですが、その中でも栃木SC戦(6月18日の第21節・△1-1)で決めた同点ゴール(78分)は、特に印象に残っています。チャン・ミンギュとのワンツーから決めたもので、チームにとって重要な得点となり、私も自信になりました。

――サイドからの攻撃が多い町田で、あのような中央突破からの得点は、あまり多くありませんね。

エリキ そのとおりで、中央を崩す形は私たちにとって珍しいです。ああいう難しい試合では、創造性のあるプレーが非常に重要になる。町田には能力の高い選手がそろっているので、パーフェクトなコンビネーションだったと思います。

――第25節終了時点でリーグ最少の17失点という堅守も好調の要因です。エリキ選手も前線からの守備で貢献していますね。

エリキ サッカーはチームスポーツです。町田のサッカーはGKからDF、MF、FWまで全員がつながることが大事で、特にポジショニングが重要になります。全員でまとまって相手のパスコースを消し、プレッシャーをかけてボールを奪って、素早く攻撃に転じる。それが我々のサッカーです。私にとって守備は簡単なことではなく、難しさもありますが、チームメイトやスタッフのサポートを得ながら、町田のサッカーにフィットしていくことにトライしています。チームを助けるために攻撃だけでなく、守備でも貢献したいです。


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