上写真=2022シーズンから千葉の10番を背負う見木友哉(写真◎JEFUNITED)
チームとして守備も攻撃も精度を上げる
「昨シーズンとそれほど戦術自体は変わらないので、昨シーズンできていたことを、さらに精度を上げるというか。そういうところで攻撃面では去年、得点数が伸びなかったので、そこは練習から取り組んでいます。今年はその点でより精度を上げたいと思っています」
キャンプを終えた見木は、率直な感想とともに新シーズンへの抱負を語った。新型コロナウイルスの影響で、全員そろってトレーニングできる時間は多くはなかった。その点については「それ以外のメンバーでしっかり練習はできていたと思うんですけど、やっぱり(練習)試合の内容だったりを見ると、手ごたえがあるというよりは反省点もあるキャンプになった」と語る。
昨季のベースに上積みしていくことが目標だが、もちろん簡単な作業ではない。いきなりすべてが解決できるとは見木自身も考えておらず、ここからしっかり前に進むことを誓っている。チームの中心としての自覚は背負うと決めた番号からもうかがえる。新シーズン、見木は10番をつける。
「今年は、去年以上の成績を残すというのが最低限あります。その中で去年は14ゴールなので、20ゴールを目標にしてやっていきたい。まずはチームのJ1昇格が大前提としてあるので、それができればと思っています」
自分のゴールが勝利に直結し、そしてJ1昇格へとつながっていく。そんな未来図を描いている。
まだ新型コロナウイルスは終息が見えず、シーズン中に今回のキャンプのように限られたメンバー、制限された状況の中で戦うこともあるかもしれない。そんな事態に備えられるかどうかも、新シーズンのポイントだと指摘する。「シーズン中に(離脱者が)出る可能性もありますし、いるメンバーでやらなくてはいけないというのもあるので、今は違うポジションでやっている選手もいますが、そういう状況でも最低限、やらなくてはいけないのかなと思っています」。
「守備で全員が行くときは行く、行かないときは行かないというのをしっかり体現できるようになることと攻撃ではビルドアップをスムーズにできれば、去年のベースがあるので戦えると思う」
チームとして守備のさらなるブラッシュアップを図り、攻撃ではスムーズなビルドアップの実現する。そして自らはフィニッシャーとして目に見える形で役割を果たす。
オフには他クラブからのオファーもあったというが、「自分がプロになったクラブをJ1に昇格させたい」と残留を決めた。昨季の自分を超え、目標達成を。
2022年の見木は、覚悟が違う。