明治安田生命J2リーグはゴールデンウィークの3連戦が始まる。5月1日の第11節ではジェフユナイテッド千葉が首位のアルビレックス新潟を倒しに行く。トップ下やインサイドハーフと前線に絡むポジションに入る見木友哉は、どのように負けなしのチームに向かっていくのか。

上写真=首位新潟に初めて土をつけるために。見木友哉は攻守に重要な役割を担う(写真提供◎ジェフユナイテッド千葉)

「チャンスは来ている」

 アルビレックス新潟は8勝2分けの首位。しかも、10試合のうち複数得点が8試合もあって合計26得点と攻撃力が爆発している。

「僕たちには守備に強みがあります」と話すのは、第11節で敵地に乗り込むジェフユナイテッド千葉の見木友哉だ。

「守備から入ることはチームとしてやっていて、自分たちは守備に強みがあると思っているので、先制点を与えないこと、先制点を奪うことが大事になってくると思います」

 今季はトップ下やインサイドハーフでプレーする見木も、攻撃はもちろんだがチームの守備に大きく貢献している。特に新潟はセンターバック2人とボランチ2人の4人で小気味よくボールを動かして、穴を探ってくる。ここ2試合は3-1-4-2という基本配置で戦う千葉にあって、三木はインサイドハーフに入ったから、同じ戦い方で臨むのであれば、ポジション柄、この四角形を分断しにかかることが求められるだろう。

「新潟はセンターバックとボランチでボールを動かして、サイドハーフが中に入ったりとバリエーションも多いですけど、こちらは全部ハイプレスで行くわけでも全部ブロックを敷くわけでもありません。ハイプレスに行ったときに前線が誘導して後ろがついていく形で連動できれば、奪うチャンスもあると思います。連動できなくて外されればピンチになるので、難しいけれど連動していくことが大事になります」

 新潟はその連動が途切れるまでボールを回し続けるから、我慢比べにもなりそうだ。

「自分たちは前線が勝手に前に行くより、後ろからのコーチングで出ていくことが多いので、前だけ行ってしまうということはありません。メリハリを持ってハイプレスなのかブロックを敷くのかの使い分けをしていきたいと思います」

 そんなイメージで守備をしたあとに、やはりゴールを襲わなければ勝利はない。見木はここまで1ゴール1アシスト。そこに課題を認める。

「10試合を終わって1得点1アシストで、そこが課題です。新潟の高木(善朗)選手は6ゴール6アシストと目に見える結果を出しているので、自分も結果を残せればと思います。チャンスは来ていると思います。決めきれていないですが、そこで貢献できれば自分としての課題もクリアできるし勝利にもつながると思うので、自分に期待してやっていきたい」

 開幕から無敗で首位の新潟をアウェーで倒して初黒星をつければ、大きなインパクトを残すことができる。昨年のアウェーゲームは2-0の快勝。見木は終盤に入ってゲームを締めたが、今度は先発でプレスを仕掛けて連動して奪ってゴールを決めて、そして勝つことができれば最高だ。


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