レノファ山口FCの渡邉晋監督が、3連戦最終戦でホーム連勝を達成すべく意気込んでいる。前々節でホーム初勝利を挙げた後、前節は引き分けに終わったが、チーム状態への手応えを胸に、好調の相手を迎え撃つ。

上写真=前回のホームゲーム、決勝点を挙げた浮田健誠(16番)と抱き合う渡邉監督。ホーム連勝を目指して今節に臨む(写真◎RENOFA YAMAGUCHI)

チョウ・キジェ監督は「負けたくない相手」

 山口は4月21日の明治安田生命J2リーグ第9節で、ギラヴァンツ北九州とアウェーで対戦して0-0の引き分けに終わった。17日の第8節で勝利した後、25日の第10節と合わせた今季初の3連戦で、渡邉監督は「3連勝を目指していたので、3連勝を達成する資格を得ることができず、(ホームの)維新に戻ってきたという結果は非常に悔しい」と振り返っている。

 とはいえ、次への準備は始まっている。北九州戦の後にスケジュールを変更し、翌22日は練習の強度を上げたり、一部の選手に休養を与えるなどしたという指揮官は「今日(23日)、一同に介したところで選手の表情を見ると、やってくれそうだという期待感を抱かせるような、良い顔つきだった」とチーム内の様子を明かした。

 今季ホーム初勝利を飾った第8節のザスパクサツ群馬戦から、DFヘナン、DF川井歩が先発で出場機会を得て好プレーを見せている。渡邉監督は「コアなグループに、どんどん新しい選手が入ってきている実感がある。それは何より選手一人ひとりの頑張りのおかげ。グループに入ってきてチャンスをつかむ選手がいれば、積極的にトライしてほしいと思うし、強く背中を押せるように、声掛けを含めてやっていければ」とコメント。群馬戦で決勝ゴールを決めたFW浮田健誠らの台頭にも触れて「他の選手にとっても刺激になる。チーム力を高めてくれる大きな要因だと思っている」と歓迎した。

 25日の第10節では、ホームで京都サンガF.C.と対戦する。「チョウさんとは個人的にも付き合いが長いので、負けたくない相手」とチョウ・キジェ監督との関係に触れた上で「かといって、意識し過ぎて選手に変なプレッシャーをかけるのも嫌。個人的な感情は置いておくとしても、力のある強いチームであるのは間違いない」と4連勝中の相手を評した。

 3試合連続ゴール中で、J2得点ランク首位の8得点を挙げているFWピーター・ウタカへの対応もポイントの一つになりそうだ。渡邉監督は「J2では、ずば抜けた選手」としつつ、「しっかりつぶしに行け、と個人的に話している選手もいる。それをチームの中で、より発揮できるように整える準備もしている」と語った。


This article is a sponsored article by
''.