上写真=山口加入2年目の今季、第7節から出場機会をつかんでいる菊地(写真◎石倉利英)
「コミュニケーションが大事」
「(次節まで)3日間しかないので、準備も難しいところがあります。まずは回復に努めるのが一番ですが、3日間でもできることはたくさんある。みんなでコミュニケーションを取って、良い試合ができるように準備したい」
山口は4月25日の明治安田生命J2リーグ第10節で、京都サンガF.C.とホームで対戦する。17日の第8節、21日の第9節に続く今季初の3連戦の最終戦に向けて、菊地はこのように意気込みを語った。
10日の第7節・東京ヴェルディ戦に先発して今季初出場を果たしたが、チームは1-3の逆転負け。渡邉晋監督はオフ明けに長時間のミーティングで選手たちに奮起を促し、出直しを誓っていた。
菊地が「監督も『危機感を持ってやらなければいけない』と話されていた。何かを変えるのは、毎日の練習から。もう一度、一日一日、試合に向けての準備をしっかりやっていこうと思っていた」と振り返る取り組みを経て、第8節ではザスパクサツ群馬を1-0で下して今季ホーム初勝利。第9節は連勝こそならなかったが、ギラヴァンツ北九州とアウェーで0-0の引き分け、2試合連続無失点を記録している。
第8節からは最終ラインの顔ぶれが変わった。「どんなシステムでもコミュニケーションが大事。練習から選手間でコミュニケーションを取り、新しいことをやるのは難しい面もあるが、修正もしながら、ここ2試合は良いものを出せたと思う」と手応えを口にした菊地だが、すぐさま「逆に、まだまだの部分もたくさんあると思う。話し合いながら、より良いものを作っていければ」と今後を見据えた。
京都は4連勝中と好調だが、菊地は「監督は『ホームは勝つ場所だ』と常々、選手に伝えてくれている。その意識は選手みんなが持っていると思う」と決意を新たに。「維新のスタジアム(維新みらいふスタジアム)は、サポーターの皆さんが良い雰囲気を作って、自分たちを後押ししてくれている。勝って、試合後に皆さんと一緒に喜び合いたい」と力強く語った。