上写真=今季ここまで6試合に先発出場している福満隆貴(写真◎J.LEAGUE)
ホームで勝てばチームは乗ると思います
「前の試合までも自分たちのやりたいサッカーは少しずつできてきたと思います。でも、逆転で負けたりと結果が出ていなかった。ただ、この間の金沢戦に関しては全員がハードワークして、苦しいゲーム展開でしたけど、セットプレーの1点で失点もせず勝ち切れた。それは、すごく自信になりますし、練習したセットプレーの形で点を取れたのは非常に良かったと思います」
11日の金沢戦。59分の左CKの場面で見木友哉が蹴ったボールを小田逸稀がヘディングし、先制。守備陣も集中してその1点を守り切り、5戦負けなしと好調だった相手とのアウェーゲームに勝ち切った。
「この勝利はチームにとってもプラスになると思いますし、その勢いを次のホームゲームにつなげたい。雰囲気もいいと思いますし、チーム全員で戦いたい」
今季初の連勝をかけて臨む次戦の相手は栃木SC。これまた4戦負けなしと好調を維持するチームだ。福満は、その特徴を「前に速く、球際が激しい」と説明した。ゲームのポイントについては「球際で負けてはいけないし、前から来る相手なので落ち着いてボールを動かすときと相手の背後を狙うところを区別してやりたい」と、相手のプレーをしっかり見極めることが重要だと語る。
今季、千葉に加入した福満はここまで6試合に先発しているものの、まだゴールがない。アシストでは貢献しているが、「攻撃の選手として当然、ゴールがほしい」と話す。チーム自体も今季は複数得点がなく、先制、加点、ダメ押しと勝利を得るために、攻守のバランスを整えたいところ。
「ホームでの試合は引き分けも許されないと思っています。次は連勝がかかりますけど、ホームで勝てればチームは乗ると思う。皆さんに勝利を届けられるようにしたい。3連勝、4連勝としていけるように」
今季初ゴールを自ら決めて、今季初の連勝を。17日の栃木戦は、右サイドで、そしてゴール前で躍動する福満の姿が見られそうだ。