上写真=左サイドMFやトップ下でプレーする見木友哉。今季初ゴールが待たれる(写真提供◎ジェフユナイテッド千葉)
「セカンドトップやトップ下が一番得意」
開幕から3試合でヴァンフォーレ甲府と愛媛FCに1-1、昇格してきたブラウブリッツ秋田に0-2。ジェフユナイテッド千葉の2分け1敗という「勝ち点2」については、見木友哉も危機感を抱いている。
「3試合やって勝ち星がないのは問題ですし、得点も2点しか取れていません。でも、攻撃のバリエーションは練習でも多くやっていて、個人的に手応えを感じています。結果として表れていないのが問題で、チャンスはありながら決めきれていないので、決めきれば勝ち点も伸びてくると思います」
まだ前向きな攻撃への印象とは違い、やはり守備を見直したい。
「秋田戦は軽い感じで2失点してしまって、3試合で4失点というのは多くないけれど全試合で失点しています。まだ強固ではないと感じているので、もっと練習を通してより強固にしていくつもりです」
見木自身は昨季の主なポジションであるボランチから、今季は左サイドハーフに移っての起用が続く。攻撃への意欲はより強まる。
「相手の守備によってどこを突いた方がいいかがあって、秋田戦では6枚を並べてきましたけど、サイドの奥よりも中を取ることはできていました。ニアゾーンと言われる中のところはチャンスにもなると思うので、サイドの奥を取ることもそうですが、もう一つ中を取ることの方が大事だと思っています」
いわゆるウイングタイプではなく、右利きの左サイドMFという特性もあり、一番深いところよりはゴールに近い方から攻略していくというイメージだ。加えて、秋田戦では77分に岩崎悠人が投入されると、トップ下に入って2点のビハインドを追いかけた。
「自分としてはセカンドトップやトップ下が一番得意なポジションで、大学時代からやっていてすんなりできていると思います。左よりトップ下のほうがゴール機会は多いと思うので、そこへの意識はサイドハーフよりも高く持っています」
ポジションが変わったことで、今季はよりはっきりとゴールへの道筋が見えているようだ。自信もついてきた。
「愛媛戦では自分にチャンスがあって、いまはまだ点を取れていませんが、取れる自信はあります。枠内にシュートをしっかりと持っていくことが大事だし、コンビネーションのところは多くやっているので、最後の質、決めきるところや決定的なパスを通すことをやっていけばと思います」
「今年から攻撃のバリエーションが増えている中で、練習試合や紅白戦で点を取れていたので、そこへの自信はあります」
というわけで、早ければ3月21日のJ2第4節松本山雅FC戦で、背番号39の今季初ゴールが見られるかもしれない。