1月に新型コロナウイルスに感染した京都サンガF.C.のFWピーター・ウタカが、2月12日にチームに合流。昨季J2得点王のごほうびとして家を買ったことを明かし、昨季を上回る結果とJ1昇格を今年の目標に掲げた。

上写真=チームに合流した2月12日の練習後、報道陣の取材に応じたウタカ(写真◎京都サンガF.C.)

「みんなで目標を達成したい」

 昨季J2で40試合に出場して22得点を挙げ、J2得点王に輝いた。自分へのごほうびに何か買ったのか、との報道陣の質問に、笑顔を浮かべながら「家を買いましたよ」と驚きの回答。故郷のナイジェリアに「プールやジムがついている、大きな家」を購入したという。

 そんなオフは一方で、アクシデントにも見舞われた。滞在していたUAE・ドバイの空港でのPCR検査で新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、始動から練習に参加できず。チームに合流したのは今日2月12日で開幕も迫っており、コンディションが気になるところだ。

 ただ、体を動かせない時期もあったそうだが、「オフの間も、自分のポジションを奪われないように必死にトレーニングしていました。ただリラックスして過ごしていたわけではない」という。「得点王になり、さらに良い成績を残すための準備をしていて、少しストップしただけなので、これから準備をしっかりしていけると思っている」と今後の調整に自信をのぞかせた。

 チョウ・キジェ監督とは隔離期間中も英語を交えてコミュニケーションを取り、「どんなことをするのかなど、頭のトレーニングはしっかりしていた」と説明した。「非常に高い位置からプレッシングをかけようとしている。アグレッシブなプレーが求められている」と新監督の戦術の印象を語り、「しっかりやっていこうと思う」と意欲十分だ。

 昨季は個人タイトルを獲得したが、今季はチームをJ1昇格へと導く働きも期待される。「我々の目標は言わずもがな。皆さんもご存じだと思う」と静かに語ったウタカは、「スタッフが素晴らしいチームを作ってくれると思うので、みんなで目標を達成したい」とあらためてJ1昇格への思いを語った。

 その上で、個人の数字の目標を問われると「成長のために常に考えているのは、前の年よりも多くのゴールを取りたい、ということ」とコメント。「昨年は、一昨年に(ヴァンフォーレ)甲府で決めた20得点を超えたいと思っていて、22得点を決めることができた。それ以上のゴールを決めたい」と決意を新たにしていた。


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