上写真=新天地で精力的にトレーニングを消化している武富(写真◎京都サンガF.C.)
「チーム内でバチバチできている」
今季就任したチョウ・キジェ監督とは2013年と14年、さらに19年も途中まで湘南ベルマーレでともに戦った。浦和レッズから完全移籍で加入し、久しぶりに指揮官の練習メニューを消化している武富は、1月23日の練習後のオンライン取材で「湘南の選手は激しい練習に慣れていたので、負荷の部分でもう一段階、二段階、湘南のときなら上げているかなというイメージがある」とコメント。一方で「それ以外は変わりなく、みんなが活発に練習にかかわっていける環境だと思います」と新天地の印象を語った。
新監督のスタイルを熟知している存在として、ピッチ内外でのリーダーシップに期待がかかるが、もちろん定位置が約束されているわけではない。「能力の高い選手、技術がある選手が多い。競争はすごく激しくなるだろうと思う」と覚悟しており、「日々の練習でしかアピールできるところがないので、しっかり良い準備をしてやっていきたい」と闘志を燃やす。
この日の練習で初めて実施した紅白戦については「戦術的なところが多く入ったトレーニングをしていなかったので、個々のいままでやったトレーニングのイメージや、感じたことをみんな出そうとしていた」と振り返った。さらに「紅白戦もそうですが、チーム内でバチバチできている」と練習内容の濃さを強調。「これを毎日続けていって、戦術的にもっと落とし込むことができれば、一戦一戦を大事に、ハードに戦えるチームになる。そうやって戦っているうちに、優勝やJ1昇格が見えてくると思う」と未来を見据える。
7年ぶりとなるJ2でのプレー。「ありきたりですが、京都のチームで、京都の街でJ1に上がること。J2優勝・J1昇格をベースとしてやっていきたい」と目標を掲げ、個人としても「得点は2ケタを目標に、狙えるときは狙っていきたい」と強い意気込みを口にした。