上写真=山形戦に向けて意気込みを語った尹監督(写真◎JEF UNITED)
毎回、ホームで勝ちたいと思っている
ここまでホームで16試合を戦い、4勝4分け8敗。大きく負け越している。得点は17で、失点は22。アウェーの方が成績はよく、6勝2分け7敗。17得点で15失点という数字を残している。
現在のチームは守備から入るチームスタイルだが、そのことが成績に反映しているのか、相手が構えるケースの多いホームゲームで特に苦戦している。失点もホームの方がアウェーよりも7点も多い。ボールを握るシチュエーションをうまく生かせておらず、ミスや集中力の欠如から失点し、勝ち点をみすみす失ってきた。
前節はホームで順位表の最下位に沈む愛媛に先制を許し、追いかける展開になった。同点に追いついたまでは良かったが勝ち切ることはできず。尹監督は試合後、「立ち上がりに失点しましたが、最後までしっかりと選手たちは走り切ってくれたと思います。逆転とまではいかなかったですが、得点の匂いを感じさせてくれたと思っています」と内容では良い面もあったと強調したが、ホームで3ポイントを取り損ねたのは事実だった。
中3日で迎える8日のホームゲームで対戦するのは、山形だ。順位は10位で、16位の千葉よりも上だが、現在2連敗中の相手。チャンスがまったくないわけではないだろう。
「自分たちとしては、やることは変わらない。連戦ですし、集中力をもってやるだけです」
「毎回、ホームで勝ちたいと思っていますが、それができていない。もちろん、やってみないと分からないところはありますが、選手たちは連戦の中でも集中してやってくれているので、信じて送り出したいと思っています」
相手がどうこうよりも、まずは自分たちがしっかり戦えるかどうか、そして集中してゲームに臨めるかどうかが重要だと指揮官は言った。
一時期はミスを怖れた消極的なプレーも見られたが、直近のゲームでは以前よりも積極性が出てきた印象も受ける。いま重要なのは、その姿勢を貫き、続けて結果を出していくことだろう。結果を自信につなげる好循環を作れず、ここまで千葉は成績が安定しなかった。山形戦を好循環の入り口にしたいところ。
7月に対戦した際は、敵地で0-0と引き分けた。今回はホームでどんな戦いを見せるのか。勝利のポイントは、守備面の集中力とミスを怖れない攻撃面の積極性になる。