J2の京都サンガF.C.を率いる實好礼忠監督が6日、次節の栃木SC戦(8日)に向けたオンライン取材に応じた。現在7位の京都はJ1昇格圏内の2位と勝ち点15差。残り11試合で厳しい状況だが、實好監督は「J1昇格にフォーカスしている」と語った。

上写真=栃木戦に向けたオンライン取材に応じた實好監督(写真◎スクリーンショット)

目の前の試合に勝つ

 前節のファジアーノ岡山戦で逆転勝利を飾り2連勝中の京都だが、「浮かれることなく、淡々と過ごしている」と實好監督。それもそのはず。J1昇格圏内の2位とは勝ち点15差と、その背中はまだまだ遠い。

 新型コロナウイルスの影響で今季はJ1参入プレーオフが行なわれず、J1に昇格するには2位以内に入ることが必須。残り試合数を考えると「負けたら終わりのような状態」(實好監督)であるが、「みんながそれを把握した上でやってくれているし、勝ち続けてやろう、という雰囲気はひしひしと感じている」。逆転昇格に向けて、指揮官は一戦必勝の精神を強調する。

「J1昇格にフォーカスしている。選手たちにも、目の前の試合に勝つために準備をして、それを積み上げていこうという話をしている。次の試合のことは、試合が終わったあとに考える」

 次節は5試合負けなしの栃木とアウェーで対戦。ホームでの前回対戦は3-2で勝利しているが「これぞ積極的、というプレーがすべてに表れている。チームとして強くなっている」と警戒し、「相手はセカンドボールを拾ってアグレッシブにくる。岡山戦も良い対応ができていたので、引き続き全員でカバーし合って戦いたい」と気を引き締めた。


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