ジェフユナイテッド千葉のFW船山貴之が8日、オンライン取材に応じた。3試合連続で右サイドハーフとして先発している船山は、10日の水戸ホーリーホック戦に向けて攻撃時に流動性を高める必要性を訴えた。
上写真=今季ここまで2ゴールを挙げている船山(写真◎Getty Images)
「大事につなぐことも必要」
尹晶煥監督の下、堅い守備とサイド攻撃を軸にチーム作りを進めてきた千葉だが、狙いが明確なことによって相手に対策されやすく、シーズンが進むにつれて攻撃が手詰まりになることもしばしば。前節のザスパクサツ群馬戦ではノーゴールに終わり、0-1の敗戦を喫した。
8日の練習後にオンライン取材に応じた船山は「流れが悪いときにロングボールだけになる展開が多いので、そこでもしっかり大事にボールをつなぐことも必要」と感じており、「みんながもっと動かないとボールは回らないし、怖いところにボールが入っていかない」と課題を語る。
チームの規律を守ることも大事だが、得点を奪うためには相手の予想を超えるプレーも必須。「固定のポジションを崩してでも、当てて入っていくということを全員が意識しないといけない」。ここ最近は右サイドハーフで起用される船山は「左でスピードアップすることが多いので、右でゲームを作ることが必要」と、攻撃に幅を持たせることを意識する。
守備での役割も理解しており、「サイドハーフはポジショニングが大事だと思うので、どれだけボールに強く行けるか。ボランチとの関係性も大事」と船山。5連戦のスタートとなる水戸戦に向けて「しっかりボールをつないでくるチームだと思うので、そのぶんショートカウンターが生きる。球際で取れたらチャンスがうちに転がってくる」と勝利への道筋をイメージした。