京都サンガF.C.は23日に行なわれるJ2第21節で、ホームに栃木SCを迎え撃つ。就任1年目の實好礼忠監督はここまでの戦いを振り返り、少しの後悔と確かな手応え感じつつ、前半戦最後となる栃木戦に向けて意気込みを語った。
上写真=今季より京都を率いる實好監督(写真◎J.LEAGUE)
過密日程の難しさ
過去には古巣のガンバ大阪でU-23チームの監督を務めた経験を持つが、トップチームを預かるのは今季が初めて。就任1年目の實好監督はリーグ前半戦を振り返り、「順位も含めて想定内の下のほう」と率直な思いを語った。
ここまで8勝7分け5敗で順位は6位。「J2の難しさというより、過密日程の難しさはある。フレッシュな状態でトレーニングで積み上げて、ゲームができたら」という思いは監督として当然だろう。とはいえ、「そこはどのチームも一緒なので」と言い訳するつもりはない。
序盤は連勝が少なく、なかなか波に乗れなかったが、第17節のジェフユナイテッド千葉戦から初の3連勝。「戦術的に整理して選手に伝えることをもう少し早くできればよかった」と反省しつつ、「現時点では選手たちといろんなものを共有して、お互いに理解した上で進められている」。シーズン折り返しを前に、確かな手応えを感じている。
23日の栃木戦が前半戦最後の試合。後半戦に向けて弾みをつけるためにも、また勝ち点1差の相手に順位を逆転されないためにも、ホームでしっかり勝ち点3をつかみたいところ。實好監督は「とにかく走って、激しい」という栃木との対戦に向けて、「誰もがハードワークできて、気持ちを前面に出してくるので、そこで負けないようにしたい」と意気込みを語った。