上写真=7試合ぶりの勝利を目指す千葉戦に向けて練習に励む上月(写真◎KYOTO.P.S.)
「悲観しても、いいことは一つもない」
京都サンガF.C.は9月2日の明治安田生命J2リーグ第16節で、大宮アルディージャとアウェーで対戦。多くのチャンスを作ったが得点を奪えず、89分に失点して0-1で敗れた。前節に続く今季初の連敗となり、6試合未勝利となっている。
右のウイングバックで第13節に続く今季2試合目の先発出場を果たしたMF上月壮一郎は、78分に交代で退くまでにチーム最多となる4本のシュートを放つなど、積極的にプレー。同サイドのMF谷内田哲平、DF上夷克典との連係を「コミュニケーションを取り、コンビネーションで崩せるときもあった」と振り返る一方、「ドリブルで全然抜けなかった」と反省点を口にした。
「攻撃はしっかりボールを回して、守備も奪われた瞬間にトランジションで奪い返せていたので、やっていたことはよかったと思う」とチームのパフォーマンスには手応えをつかんでいる。ただし「そこで何とか1点決めることができていたら、勝っていたのかなと思う」と続け、何より欲しかった勝利を逃したことを悔しがった。
次節は中2日で、9月5日にホームでジェフユナイテッド千葉と対戦する。「勝てていないので、ネガティブになってしまうかもしれないですけど、前を向いてやるしかない」と言葉に力を込め、「悲観しても、いいことは一つもない。前だけを向いて、次の千葉戦に誰が出ても勝てるように」準備を進めていくつもりだという。
ゴールに向かう姿勢について問われると「正直に言えば、ゴールしか狙っていない。チームを勝たせるためにアシストもしたいけど、勝たせるゴールを自分が取りたい」ときっぱり。「どんどんシュートを狙っていくし、ウイングっぽいプレーもしていきたい。自分にしかないウイングバックの形を作るためにもゴールを取りたいし、取れたら形もできてくると思う」と力強く語り、チームを救うゴールに強い意欲を見せていた。