J2の京都サンガF.C.を率いる實好礼忠監督が23日、オンラインで報道陣の取材に応じた。現在3位の京都は次節、首位のV・ファーレン長崎との上位対決を迎えるが、實好監督は「順位は意識していない」と平常心を説いた。
上写真=終始にこやかな表情だった實好監督(写真◎スクリーンショット)
再開後負けなしの京都
京都は20日にFC岐阜と練習試合を実施し、3-0で快勝。出場したサブ組のプレーに対して實好監督は「しっかりアピールしてくれた」と満足感を示し、「3連戦の疲れも取りながら、次のイメージも持ちながら、いろんなことができた」と今週のトレーニングを振り返った。
リーグ再開後、3勝2分けと負けなしの京都。今季就任した實好監督が掲げる攻撃サッカーは浸透しつつあり、試合を重ねるごとに内容も向上している。ここまで得点者はFWピーター・ウタカ(5得点)とFW野田隆之介(2得点)の2人だけだが、實好監督は「前節の愛媛戦でも2トップとインサイドがうまく絡めていたし、2点目も両ウイングがペナルティーエリアに入っていた」と手応えを語り、特に心配はしていないようだ。
勝ち点5差で首位を走る長崎について、「昨年から継続して積み上げている。長崎らしいと言えば具体性に欠けるけど、安定している」と印象を述べた實好監督。次節は上位対決として注目されるが、「順位は意識していない。いつも通りトレーニングで積み上げているものをしっかり出したい」と、リラックスした表情で語った。