ジェフユナイテッド千葉のFW佐藤寿人が16日、練習後にオンラインでの取材に応じた。今年38歳を迎えた佐藤は15日のJ2第5節・ツエーゲン金沢戦でシーズン初出場。今季は出番が限られているが、「チームの力になれるよう」という思いで日々練習に励んでいる。
上写真=練習中に笑顔を見せるFW佐藤(写真◎ジェフユナイテッド千葉)
金沢戦は20歳差2トップ
前節からGK新井章太を除く先発10人を入れ替え、金沢とのアウェー戦に臨んだ千葉。今季初めてメンバー入りした佐藤は、20歳年下の高卒ルーキー櫻川ソロモンとの2トップで先発出場。45分間のプレー時間で得点こそならなかったが、ポスト直撃のヘディングシュートを放つなど、さすがの存在感を示した。
試合は、前半に櫻川と見木友哉が奪ったゴールを守り切り、千葉が2-0で勝利。プロデビュー戦で先制点を決めた櫻川に対し、佐藤は「ゴールという形でみんなの期待に応えてくれた。彼はアカデミー出身の選手なので大きな1点になったと思う」と、アカデミーの先輩としての顔をのぞかせ、自分のことのように喜んだ。
とはいえ、自身も目に見える結果が欲しかったのが本音。「これまでもゴールという結果で自分の存在価値を証明してきたので、ゴール前で何ができるかを示すのが一番大事だと思っている。そこの追求は忘れずやっていきたい」と言葉に力をこめる。
中2日で行なわれる次節の東京ヴェルディ戦は、前節に温存したレギュラー組の復帰が予想される。佐藤も「メンバーを決めるのは監督なので、どういうメンバーになるか分からないですが」と前置きしつつ、「どういうチャンスが来ても、しっかりチームの力になれるように、という思いでやっている。全員の力で勝ち点3を取れるように準備したい」と、次戦に向けて意気込みを語った。