ジェフユナイテッド千葉のFW櫻川ソロモンが16日、オンラインでの取材に対応した。ナイジェリア人の父を持つ櫻川は15日のJ2第5節・ツエーゲン金沢戦でプロデビューを飾り、いきなり初ゴールを記録。一夜明けて、その喜びを語った。

上写真=デビュー戦で初ゴールを決めたFW櫻川(写真◎J.LEAGUE)

武器を生かした初ゴール

 デビュー戦となった金沢戦では38歳のFW佐藤寿人と2トップを組んで出場。ルーキーの櫻川は大先輩から「思い切ってやれ」と背中を押されたことを明かし、「細かいアドバイスもしてもらいました」と感謝する。

 ゴールシーンでは190センチ86キロの恵まれた体格を生かした。右サイドからMF矢田旭が送ったクロスに反応し、相手GKよりも頭ひとつ高くジャンプ。競り合いに勝ち、こぼれ球を右足で蹴り込んだ。「一発目で決められたらベストだったけど、しっかりゴールできてよかった」。チームはその後1点を追加し、2-0で勝利。櫻川は「自分のゴールで勝ちたいと思っていたので、そこは思い通りになった」と白い歯を見せた。

 目指すFW像を聞くと、「理想はルカク」と返答。試合前に映像を見て、プレーのイメージを膨らませているという。初ゴールを振り返ると、確かにベルギー代表FWを彷彿させる力強さがあった。

 今季から就任した尹晶煥監督はシンプルなサイド攻撃を好んでおり、「自分の持ち味を生かせると思うので、チームには合っていると思います」と櫻川。次節で対戦する東京ヴェルディは若手が多く、「同世代の選手と同じピッチで戦いたいので、そこは楽しみ」と連続出場に意欲を示す。

 また、15日まで行なわれていたU-19日本代表合宿には招集されなかったが、来年のU-20W杯出場を目指す代表チームでも得点源として期待がかかる。櫻川は「まずチームで活躍できるように。5点、10点と取れていければ。10月にU-19のアジア予選があるので、エースとして活躍したい」と抱負を述べた。


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