上写真=水戸戦への意気込みを語る尹監督(写真◎スクリーンショット)
水戸戦はすごく重要な試合
リーグ再開初戦の大宮戦はホームで0-1と敗れた。リーグ中断期間にしっかり構築してきた組織的な守備を実践したものの、14本のシュート(千葉は8本)を浴びて1失点に泣いている。
その試合後、守備面に一定の評価を与えていた指揮官は、第3節、今季初のアウェーゲームを前にしても、これまでと変わらず組織的な守備の重要性を説いた。
「まずは守備が組織的に動かないといけないですし、いい守備をすることによって、インターセプトなどが増えますが、そうすることで相手が簡単に入ってこれないと思っています。そのためにもまず、組織的な守備が大事なってくる」
軸足は、動かす必要はない。それが指揮官の考えなのだろう。攻守を分けるのはナンセンスだが、守備の安定が攻撃の停滞感を払拭し、事態を好転させるとの一貫した考えがある。
「リーグが再開して(水戸戦は)2試合目なんですが、まず守備において大きなミスがないことが重要。前節(大宮戦)できなかった攻撃的な部分だったり、相手のゴール前に入っていく、相手の危険なエリアにボールを入れていくこともやらないといけないと思っています。
そうすることによって先制点が生まれ、そのことでわれわれにとって試合展開が楽になる。相手のセットプレーがいいので、だからこそ、自陣にあまり入られないことが重要になると思います」
水戸は前戦、群馬に対して敵地で3ゴールを叩き込み、快勝した(3-1)。そんな相手の攻撃力を封じ込め、いかに勝利を手にするか。セットプレーの強さもスカウティング済みだが、指揮官が強調するのはまず、敵は己の中にありーーという考え方だ。
「明日の試合(水戸戦)がわれわれにとってすごく大事な試合だと思っていますし、今節の試合で何人かの選手が代わるかもしれませんが、全選手が切実な思いで、強い気持ちをもって挑まなければいけないと思っています」
千葉にとって、ここまで積み上げてきたものを選手自身が確認し、自信を得るという点で極めて重要な一戦。注目のゲームは明日19時、ケーズデンキスタジアム水戸でキックオフされる。