上写真=練習後に取材に応じたDF安藤(写真◎スクリーンショット)
在籍9年目のキャプテン
京都は13日に活動再開後では初の練習試合を行なった。対戦相手、結果などは非公表だが、安藤は「ポジティブな内容で、強度の高いゲームができた」と手応えを口にし、順調な仕上がりをうかがわせた。
活動休止期間中、チームは映像を通して實好礼忠監督が求めるサッカーの理解に努めた。安藤はその成果を実感しており、「練習が再開してから、みんなもすんなり理解できたと思うし、昨日の試合もスムーズにゲームを運べることが多かった」と振り返る。安藤自身はその間、自宅でトレーニングに励みながら、瞑想をしてみたり、本を読むなどして平穏に過ごしたというが、チーム活動が再開した感想を聞かれると、「楽しいですね」と即答。「みんなとトレーニングしたほうが楽しい。やっぱりチームは良いなと」。思わず声が弾んだ。
昨季、6シーズンぶりに京都に復帰し、今季はキャプテンに指名された。在籍期間はチーム最長の9年目。クラブや地域に対する思いは人一倍強く、選手会による京都府を支援するためのクラウドファンディング立ち上げにも積極的に関わった。
「自粛期間中はサッカーができなかったので、サッカー以外で何か貢献できないかと考えました。チームのみんなと話したときに、何かしようよと。全体練習が始まる前から選手だけで話し合って決めたので時間はかかったけど、自分たちの望むものはできた」
京都を愛するベテランはリーグ再開に向けて、「一番はサンガを応援してくれる人に楽しんでもらいたい」と思いを語り、「公式戦をイメージしながら1日1日しっかり練習していきたい」と、6月27日の再開初戦の照準を合わせている。