Jリーグは8日、2月9日に開催されたプレシーズンマッチ「京都サンガF.C.対セレッソ大阪」で不適切な旗が掲出された件について、主催者の京都サンガF.C.に対して罰金100万円の懲罰を決定した。
上写真=サンガスタジアムby KYOCERAのスタンド(写真◎J.LEAGUE)
京都社長がコメントを発表
掲げられたのは、ナチスドイツの親衛隊が使用していたドクロを模したマークの旗。京都によると、旗を振った男性サポーターはデザインの意味を理解しておらず、2010年から2019年までほぼすべてのホームゲームで振っていたという。サンガスタジアムby KYOCERAのこけら落としとなった2月9日のC大阪戦で問題が発覚した。
京都の伊藤雅章社長のコメントは以下の通り。
「サッカーに関わる多くの皆様に不快な思いをさせてしまいましたこと、また、誠実にルールを守り、純粋に選手、クラブを応援してくださっている大多数のサポーターの皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
当旗は2009年に制作されて以来、当人も違反とは気付かず、また、クラブとしても長年に亘り摘発することが出来ず、放置されてきました。今回の件を真摯に受け止め、今後はサポーターの皆様にもご協力をいただきながら、再発防止の徹底を行い、誰もが楽しめるスタジアムづくりに向け取り組む所存です。その一環として、啓発活動を徹底すると共に、掲出物の事前申請制度を設けてまいります。引き続き、京都サンガF.C.へのご声援を、よろしくお願いいたします」