J2のヴァンフォーレ甲府は18日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休止していたトップチームの活動について、5月19日から一部再開すると発表した。また公式サイトで藤原弘社長のコメントも発表された。
上写真=19日から活動を一部再開する甲府(写真◎J.LEAGUE)
社長が切実な要望
山梨県を含む39県への緊急事態宣言が解除されたことを受け、ヴァンフォーレ甲府は5月19日より自主トレーニングを手始めに活動を一部再開する。なお感染予防対策として、当面の間はグループごとに分け、時間差をつけた形でのトレーニングとなる。また、練習見学およびファンサービスは継続して中止する。
フロント事務所については、これまで出勤者2割の体制を取ってきたが、5月18日より出勤者5割体制とし、徐々に通常体制に戻していくという。藤原社長は「選手やスタッフ、フロント職員、アカデミースタッフ、一般社団法人のスタッフに至るまでトレーニングの在り方、業務のこなし方、そして日常の生活も感染予防を常に頭に置いた取り組みを徹底していく、そして続けていくことは言うまでもありません」とコメントしている。
また藤原社長は年間チケットの扱いについて、「先般の国会において創設された特例税制で、チケットの払い戻しを受けないことを選択された場合はその金額分を寄付とみなし、税の優遇が受けられる制度のご案内なども含め、詳細を検討中です。皆様に既に払い込んでいただいているシーズンシート代金はクラブの収入の大きな柱です。ぜひ皆様の温かいご支援、ご協力をいただければと考えています」と呼びかけた。