8月23日の明治安田J1リーグ第3節で、FC町田ゼルビアは浦和レッズに3-1で勝って3連勝、首位に立った。決勝ゴールを決めたのは、後半開始からピッチに登場した西村拓真だ。2試合連続で、またも左足で突き刺したゴールで、「新しい自分」の誕生を祝った。

上写真=西村拓真が2戦連発で充実の表情。45分間プレーできたことも大きかった(写真◎J.LEAGUE)

■2026年8月23日 明治安田J1第3節(観衆47,781人@MUFG国立)
町田 3-1 浦和
得点:(町)中村帆高、西村拓真、ネタ・ラヴィ
   (浦)渡邊凌磨

過去と比べても仕方がない

 勝負を決めたのは、またもこの男の「左」だ。西村拓真が2試合連続で左足の強烈なシュートを決めて、FC町田ゼルビアを3連勝に導いた。

「左足が、というか、シュートのフィーリングがいいですね」

 中村帆高が先制したものの押し込まれ、浦和レッズに前半アディショナルタイムに追いつかれて迎えたハーフタイム。西村に出番が告げられた。

 するとピッチに入って9分後に、結果で示した。左から相馬勇紀がドリブルで突き進んでマイナスに折り返すと、西村がそこにいた。ペナルティースポット付近から左足を振ってゴール左上へズバリ。前節のジェフユナイテッド千葉戦と同じように左足で豪快に突き刺した。

「勇紀はほとんどの確率でクロスを上げてくれるので、自分が入るタイミングや場所は意識しています」

 相馬が深く切り込んだのを見て、ニアを取るのはテテ・イェンギに任せ、その後ろにできたスペースを狙っていた。

 負傷からの完全復帰を目指す中で、「ケガをしてから45分出たのは初めて」だったという。「それができたのは本当に大きな一歩」とかみ締めた。

 そこで2戦連発、しかもこの日は決勝ゴールだ。それでも「クロスに対するシュートは狙ったところに入りましたけど、そのあともう2点は決められたかなと」と、決められなかったチャンスのほうにフォーカスした。

 それは、常に変わり続けていくことを自分に強く求めているから。

「前の自分と比べていないですし、新しい自分になっていきたいと思っています。過去と比べても仕方がないから」

 だから、復活というよりは、新生。そして、変わり続けるためには、変えないことがある。

「やるべきことをやり続ける年にしたいなと思います」

 新しい自分が進化することを、西村自身が期待しているのである。


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